東京ゲームショウ2022のカプコンブースで、PlayStation VR2専用タイトル「バイオハザード ヴィレッジ」をいち早く体験した。

 東京ゲームショウ2022(TGS2022)のカプコンブースの中で、特に人気を博しているのが「バイオハザード ヴィレッジ」(発売日:未定、対応ハード:PlayStation VR2)だ。先日発表された「PlayStation VR2」で、人気タイトルの最新作をいち早く体験できる。

カプコンブースの「バイオハザード ヴィレッジ」はビジネスデイ初日から人気を博していた
カプコンブースの「バイオハザード ヴィレッジ」はビジネスデイ初日から人気を博していた
「バイオハザード ヴィレッジ」はPlayStation VR2専用タイトル。背景の作り込みが細かく、VRへの没入感が半端ない (C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
「バイオハザード ヴィレッジ」はPlayStation VR2専用タイトル。背景の作り込みが細かく、VRへの没入感が半端ない (C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

快適なプレイ環境で試遊

 TGS2022のカプコンブース内には、パーティションで区切られたバイオハザード ヴィレッジの試遊ブースが多数設置されている。試遊ブースは、両手を伸ばしても両側の壁に当たらないスペースが確保されており、オーバーアクションで多少暴れてもプレイに支障がなく、安心して楽しめた。

 バイオハザード ヴィレッジの操作方法は少々複雑だ。係員に説明を受けているときはうまく操作できるか不安になったが、実際にやってみるとどれも直感的で、慣れてしまうと操作しやすい。

 例えば、左腕に装備したナイフを使うには、右手のコントローラーを動かして画面上の手を左腕のナイフのハンドルまで動かし、右コントローラーで「つかむ」ボタンを押す。すると、画面上の右手でナイフを握れる。ナイフで攻撃するには、つかむボタンを押し続けて敵に向かってナイフを向ければよい。

 ナイフは敵に切り付けた動作と突き刺した動作で、敵に対するダメージ具合が違うと感じた。状況に応じて攻撃方法を変えられるのは、VRゲームならではで面白い。

バイオハザード ヴィレッジをプレイ中の筆者。右コントローラーを前に出し、ナイフを突く操作をしているところ
バイオハザード ヴィレッジをプレイ中の筆者。右コントローラーを前に出し、ナイフを突く操作をしているところ

弾の充填は面倒だが、リアルで面白い

 銃の扱いもなかなかリアル。銃を撃つには、銃を握りながら右手コントローラーのトリガーを引くだけでよい。ただ、弾を充填するのはそう簡単ではない。まず、右手コントローラーのボタンを押して銃の弾倉を捨て、左手のコントローラーを動かし画面上の腰にある新しい弾倉を掴み、右手で持っている銃に取り付ける。弾倉を取り付けたら、左手でチェンバーをスライドして発射できる状態までこなさなければならない。慣れるとこの一連の操作が楽しい。

 ゲーム開始の冒頭で利き腕の設定があり、主に設定した利き腕を攻撃に使う。左右の手は自由で、利き腕とは別の腕で武器を持つことも可能だ。例えば、右手でナイフを持ちつつ左手で銃を持ち、状況に応じて使い分けられるのも面白い。

銃の弾の充填は、画面上で弾倉を入れ替える。手間がかかる操作だが、リアルで楽しい (C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
銃の弾の充填は、画面上で弾倉を入れ替える。手間がかかる操作だが、リアルで楽しい (C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
弾の充填方法が分からず右往左往する筆者。画面内では敵に襲われ、ダメージを食らっている状況
弾の充填方法が分からず右往左往する筆者。画面内では敵に襲われ、ダメージを食らっている状況

初日から開始早々、長蛇の列

 TGS2022で体験できるのは、バイオハザード ヴィレッジの冒頭の一部のみ。体験できるステージは古びた洋館だが、その作り込みが精細で、PlayStation VR2を介して見るとその世界の没入感がすごい。バイオハザードシリーズ特有の、前方だけでなく上方や後方にも何かが居そうな恐怖感は、VRでさらに拍車がかかっていた。ほんのわずかな時間だったが、恐怖体験からかプレイ後はかなり冷や汗をかいていた。

 ぜひ一度、TGS2022のカプコンブースでバイオハザード ヴィレッジを体験してほしい。ただし、ビジネスデイの初日から開始早々に長蛇の列ができ、整理券の配布も早々に終了していたため、一般公開日にはかなりの人気になると見込まれる。もしバイオハザード ヴィレッジの試遊を考えているのであれば、真っ先にカプコンブースに向かうことをお勧めする。

TGS2022で体験できるのは古びた洋館のステージ。作り込みが細かく、PlayStation VR2を介して見ると臨場感がすごい
TGS2022で体験できるのは古びた洋館のステージ。作り込みが細かく、PlayStation VR2を介して見ると臨場感がすごい

(文・写真/田代 祥吾)

▼関連リンク 日経クロストレンド「東京ゲームショウ2022特設サイト」 東京ゲームショウ2022公式サイト(クリックで公式サイトを表示します)
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