KONAMIを代表する人気シリーズ『遊戯王』『ボンバーマン』などの新作を本邦初公開。パートナー各社のタイトルも数多く展示され、まる1日かけても全部遊びきれないほどのラインアップがそろっていた。

 前回の東京ゲームショウ(TGS)2021では、一般客が入場できなかったにもかかわらず、コンパニオンや着ぐるみを動員して健在ぶりをアピールしていたコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)。今回のTGS2022では、コロナ禍以前と同様に広大なスペースを確保し、実に25タイトルもの作品(提携メーカーのタイトルも含む)をプレイアブル出展していた。

今回の出展社の中でも最大級のサイズを誇るKONAMIブース
今回の出展社の中でも最大級のサイズを誇るKONAMIブース

 最大の注目ポイントは、新作タイトル2本を含む『遊戯王』シリーズを一挙に4タイトルも出展したことに尽きるだろう。シリーズ初の4人対戦プレイができる『遊戯王クロスデュエル』と、『遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!!』の両新作がいち早くプレイできる。加えて、『遊戯王 マスターデュエル』は初解禁となるシナリオを、その名も可変式スコーピオン型ゲーミングチェアに座りながら遊ぶコーナーを設置。すでに配信されて久しい『遊戯王 デュエルリンクス』も、例年どおりタッチ入力式の巨大スクリーンでプレイできるコーナーが用意されていた。

 また『遊戯王』シリーズの各タイトルをプレイすると、参加賞としてOCGカード『デコード・トーカー』(ノーマルパラレル仕様)がプレゼントされる太っ腹ぶり。17日(土)からの一般公開日は混雑が予想されるので、来場予定の方は整理券を早めに入手することをおすすめする。

4人対戦プレイが体験できる『遊戯王クロスデュエル』のコーナー
4人対戦プレイが体験できる『遊戯王クロスデュエル』のコーナー
Nintendo Switch用ソフト『遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!!』
Nintendo Switch用ソフト『遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!!』
可変式スコーピオン型ゲーミングチェアに座りながら3画面モニターで遊べる『遊戯王 マスターデュエル』
可変式スコーピオン型ゲーミングチェアに座りながら3画面モニターで遊べる『遊戯王 マスターデュエル』
コロナ禍以前からKONAMIブースの定番となっている『遊戯王 デュエルリンクス』
コロナ禍以前からKONAMIブースの定番となっている『遊戯王 デュエルリンクス』
『遊戯王』シリーズのいずれかを会場でプレイするともらえるカード (C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
『遊戯王』シリーズのいずれかを会場でプレイするともらえるカード (C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

『スーパーボンバーマン R 2』も

 もうひとつの新作目玉タイトル『スーパーボンバーマン R 2』も、4人対戦プレイで遊べる体験コーナーが用意され、参加賞として本作のオリジナルエコバックをプレゼントしていた。

 すでに配信中の『eFootball2023』コーナーでは、スタッフに写真を撮影してもらうと、本作のカードデザインを模したオリジナルカードがプレゼントされるサービスを実施。ほかにも、キャラクターバンドコンテンツ『ひなびた♪』の撮影コーナーと、メディアミックスアイドルプロジェクト『シャインポスト Be Your アイドル!』のアニメ原画や本物のコスチューム、ゲーム映像を展示するコーナーが設置されていた。

『スーパーボンバーマン R 2』の体験コーナー
『スーパーボンバーマン R 2』の体験コーナー
『スーパーボンバーマン R 2』を遊ぶともらえるオリジナルエコバッグ
『スーパーボンバーマン R 2』を遊ぶともらえるオリジナルエコバッグ
ブース内にはボンバーマンも駆け付け、来場者との記念撮影に気軽に応じていた
ブース内にはボンバーマンも駆け付け、来場者との記念撮影に気軽に応じていた
サッカーゲーム『eFootball2023』体験コーナー
サッカーゲーム『eFootball2023』体験コーナー
『ひなビタ♪』コーナーでは、10周年記念パネルをバックに自由に撮影するこができる
『ひなビタ♪』コーナーでは、10周年記念パネルをバックに自由に撮影するこができる
『シャインポスト Be Your アイドル!』の展示コーナー。公式サイトによると、ゲーム映像などは今回が初出しの情報もあるとのこと
『シャインポスト Be Your アイドル!』の展示コーナー。公式サイトによると、ゲーム映像などは今回が初出しの情報もあるとのこと

提携メーカーのタイトルも多数

 日本ファルコムをはじめとする提携メーカーのタイトルも、(コロナ禍以前の)例年に増して多数展示。同社の定番シリーズ『英雄伝説』の最新作『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』のほか、海外メーカーが開発したタイトル、80年代から2000年代に発売された懐かしのタイトルの続編やリメイクに至るまで、実に個性豊かな作品が全19タイトルも並んでいた。

 とりわけ『ワンダーボーイ アルティメット コレクション』『キャノンダンサー』『ラジルギ2』など、自称レトロゲーム好きが聞いたら即座に飛び上がるであろう、実にマニアックなタイトルが並んでいたことには驚かされた。

 提携メーカーのタイトルの中でも、特に人気だったのが『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』。初日のビジネスデイにもかかわらず午前中の段階で60分待ちとなっていた。こちらも一般公開日に現地で遊ぶ予定の人は、早めに並んだほうがいいだろう。

KONAMIと流通の提携したうえでソフトを発売する、各メーカーのタイトルをまとめて展示したコーナー
KONAMIと流通の提携したうえでソフトを発売する、各メーカーのタイトルをまとめて展示したコーナー
初日から大人気の『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』
初日から大人気の『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』
『キャノンダンサー』(右から2番目のモニター)や『ラジルギ2』(左端と左から2番目)など、オールドファンもビックリのラインアップが出展されていた
『キャノンダンサー』(右から2番目のモニター)や『ラジルギ2』(左端と左から2番目)など、オールドファンもビックリのラインアップが出展されていた

(KONAMIブースの試遊可能タイトルリスト)

・『遊戯王クロスデュエル』(iOS/Android)
・『遊戯王 マスターデュエル』(PlayStation4/PlayStation5/Xbox One/Xbox Series X,S/Steam/Nintendo Switch/iOS/Android)
・『遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ! ゴーラッシュ!!』(Nintendo Switch)
・『遊戯王 デュエルリンクス』(iOS/Android)
・『eFootball2023』(PlayStation4/PlayStation5/Xbox One/Xbox Series X,S/Steam/Windows/iOS/Android)
・『スーパーボンバーマン R 2』(PlayStation5/PlayStation4/Xbox Series X,S/Xbox One/Steam/Nintendo Switch)

※以下、提携メーカーのリスト

・『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』日本ファルコム(PlayStation4/PlayStation5)
・『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』コーラス・ワールドワイド(PlayStation4/PlayStation5/Xbox One/Nintendo Switch)
・『A Space for the Unbound 心に咲く花』コーラス・ワールドワイド(PlayStation4/PlayStation5/Xbox One/Nintendo Switch)
・『リードオンリーメモリーズ・ニューロダイバー』コーラス・ワールドワイド(PlayStation4/PlayStation5/Xbox One/Nintendo Switch/Steam)
・『マジシャンズデッド ~Force of the Soul~』オーイズミ・アミュージオ(PlayStation4)
・『Edge of Eternity』オーイズミ・アミュージオ(PlayStation4/ PlayStation5)
・『Dawn of the Monsters』オーイズミ・アミュージオ(PlayStation4/PlayStation5/Nintendo Switch)
・『ホーギーヒューwithフレンズ+焔龍聖拳シャオメイ』ピクセル(Nintendo Switch)
・『ヒューマン フォール フラット』TeyonJapan(PlayStation4/PlayStation5)
・『トラブル☆ウィッチーズ ふぁいなる! ~Episode01 アマルガムの娘たち~』ロケットエンジン(PlayStation4/Nintendo Switch)
・『鋼鉄帝国-steel Empire-』メビウス(Nintendo Switch)
・『宵祓い探偵 ミアズマブレイカー』メビウス(Nintendo Switch)
・『ワンダーボーイ アルティメット コレクション』ININ Games(PlayStation4, Nintendo Switch)
・『キャノンダンサー』ININ Games(PlayStation4/Nintendo Switch)
・『バッカニヤ』サクセス(PlayStation4/Nintendo Switch)
・『ラジルギ2』BEEP(PlayStation4/PlayStation5/Nintendo Switch)
・『トリスティア:リストア』工画堂スタジオ(Nintendo Switch/Steam/Windows)
・『トリスティア:レガシー』工画堂スタジオ(Nintendo Switch/Steam/Windows)
・『ONI 空と風の哀歌(エレジー)』(PlayStation4/PlayStation5)

(文・写真/鴫原 盛之)

▼関連リンク 東京ゲームショウ2022 KONAMI特設サイト 日経クロストレンド「東京ゲームショウ2022特設サイト」 東京ゲームショウ2022公式サイト(クリックで公式サイトを表示します)
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