
- 全7回
マーケター・オブ・ザ・イヤー2022
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- 第1回
- 2022.09.05
受賞者はこの5人! 「マーケター・オブ・ザ・イヤー2022」発表 イノベーションを起こし、ヒット商品を生み出すのは企業ではない。人である――。新市場を創造した人や画期的なマーケティング戦略を推進した人を表彰する「マーケター・オブ・ザ・イヤー」。第5回となる2022年は5人を選出した。新型コロナウイルス禍の収束が見えない中、革新者は消費者の心理や社会のニーズをどう読み、ビジネスチャンスに変えたのか。 -
- 第2回
- 2022.09.05
逆風下の口紅で“怪物ヒット” 花王とカネボウの融合が生んだ 「マーケター・オブ・ザ・イヤー2022」の1人目は発売から1年以上がたった今もなお品薄状態が続く口紅「KATE(ケイト) リップモンスター」を担当した花王の岩田有弘ブランドマネジャーだ。マスク生活が続く中、他人に見せる機会が大幅に減った唇を彩る商品をヒットさせたのは「マスクをするからって口紅をしないなんてありえない」という信念だった。「口紅は売れない」といわれる中でヒットしたリップ界の怪物には、数々の仕掛けがちりばめられている。 -
- 第3回
- 2022.09.07
ピーチ「旅くじ」仕掛け人は元石垣市職員 すし店でも「旅」を売る 「マーケター・オブ・ザ・イヤー2022」の2人目は、“行き先が選べない”カプセル型自販機「旅くじ」を企画したLCC(格安航空会社)Peach(ピーチ)の小笹俊太郎氏。旅行業界が新型コロナウイルス禍で大打撃を受ける中、多くの人の“非日常体験”ニーズを察知し、商業施設や回転すし店など旅と接点のなかった場所に展開するなどして旅の新たな形をつくり出した。 -
- 第4回
- 2022.09.07
瀕死の「地球の歩き方」復活の軌跡 「ムー」コラボ10万部の根拠 「マーケター・オブ・ザ・イヤー2022」の3人目は、売り上げ9割減という創刊以来の窮地に陥った老舗海外旅行ガイド「地球の歩き方」を事業譲渡で受け継ぎ、コロナ時代にマッチした新企画で復活させた地球の歩き方(東京・品川)社長の新井邦弘氏。海外旅行が難しい時代に、読者のニーズをどのように読み解いたのか。 -
- 第5回
- 2022.09.09
「ヤクルト1000」爆売れの秘密 高密度販促とヤクルトレディ 「マーケター・オブ・ザ・イヤー2022」の4人目は、驚異的な売れゆきで品薄状態が続く「Yakult(ヤクルト)1000」(宅配用)と「Y1000」(店頭用)のマーケティングをけん引したヤクルト本社業務部企画調査課の金安輝起課長だ。ヒットのキーワードは「密度」。過去最高となる乳酸菌 シロタ株の菌数と菌の密度が「ストレス緩和」と「睡眠の質向上」の機能を果たし、現代人が抱える健康課題にフィットした。「ヤクルトレディ」と店頭で機能を丁寧に説明した高密度の販促が、口コミを生み全国規模の大ヒット商品になった。 -
- 第6回
- 2022.09.09
個性的すぎる「シモキタ」再開発の仕掛け人 旅館にミニシアター 「マーケター・オブ・ザ・イヤー2022」の5人目は、東京・下北沢でこれまでの常識を覆す再開発に挑んだ小田急電鉄の橋本崇氏。住民それぞれが大事にする「シモキタ」のイメージを読み解き、住宅や旅館、ミニシアターなど個性的な施設が立ち並ぶエリア「下北線路街」をつくり上げた。 -
- 第7回
- 2022.09.09
マーケター・オブ・ザ・イヤー大賞はヤクルト本社の金安氏に決定 「マーケター・オブ・ザ・イヤー2022」の大賞は、「Yakult(ヤクルト)1000/Y1000」を成功へと導いたヤクルト本社業務部企画調査課課長の金安輝起氏に決定! 自社の技術やブランドを生かし、睡眠にアプローチする飲料という新市場を開拓した点を評価した。