
- 全9回
インクルーシブデザインの可能性
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- 第1回
- 2022.09.26
JR上野駅しかない謎の「エキマトぺ」とは 駅の音を“視覚化” 駅のアナウンスや電車の音などの環境音を、オノマトペ(擬態・擬音語)や手話として視覚的に表現する「エキマトペ」が話題となっている。聴覚障がいの有無を問わず、便利で楽しめることを目指して開発したインクルーシブデザインの最新事例の1つだ。 -
- 第2回
- 2022.09.26
車椅子界の“眼鏡”を目指す「WHILL」 自動車ディーラーとも提携 車椅子のイメージを刷新する電動車椅子を開発・販売するWHILL(ウィル、 東京・品川)。車椅子にデザインとテクノロジーを取り入れ、新たな顧客層の取り込みを狙う。目指すのは、視覚矯正器具からファッションアイテムに進化した眼鏡のような存在。これもまたインクルーシブデザインの好例だ。 -
- 第3回
- 2022.09.27
オールジェンダートイレで新提案 利用者の気まずさ解消へ オフィス用品を手がけるオカモトヤ(東京・港)は、フェムテック関連事業を強化。性差に関係なく使用できるトイレ「オールジェンダートイレ」の開発にも乗り出した。デザイン会社のkenma(東京・新宿)の支援を受け、トイレの設計に一工夫している。 -
- 第4回
- 2022.09.27
Windows史上最もインクルーシブな「Windows 11」 いまや仕事に欠かせないPC。米マイクロソフトでは障がいの有無にかかわらず、あらゆる人にとって使いやすいようインクルーシブデザインの原則を掲げ、製品やサービスの設計を行っている。2021年10月5日に一般公開されたWindows 11は、Windows史上最もインクルーシブに設計されたOSだ。 -
- 第5回
- 2022.09.28
書体もインクルーシブデザイン 「読みやすさ」を科学的に測定 「みんなの文字」は「小さな文字でも読みやすい」「劣化した状況でも見やすい」といった特長を持つユニバーサルデザインフォントだ。開発に当たっては、老眼、視力低下、白内障など人により見え方が異なる高齢者へのユーザーテストを重視した。 -
- 第6回
- 2022.09.28
『ぷよぷよ』が目指す すべての人が快適にプレーできるゲーム セガ(東京・品川)の人気ゲーム『ぷよぷよ』シリーズは、どんな人でも楽しめるゲーム作りに力を入れている。最新作の『ぷよぷよeスポーツ』では、「色ちょうせい」と「スピード調整機能」の2つのアップデートを実施。色やゲームスピードを工夫し、色覚多様性やシニアなどに配慮して、より多くの人々が快適に遊べるようにした。 -
- 第7回
- 2022.09.29
第一人者と起業家が語るインクルーシブデザインのリアル 長年、インクルーシブデザインの研究を続けてきたジュリア・カセム氏と、2022年4月にインクルーシブブランド「IKOU」を立ち上げた松本友理氏。異なる立場の両者が、インクルーシブデザインの現状や課題について話した。 -
- 第8回
- 2022.09.30
逆風下でなぜ黒字? インクルーシブなアパレルのビジネスモデル SOLIT(ソリット、東京・渋谷)は、誰もが着用しやすいデザインの衣服を販売。ブランド名は「SOLIT!」で、障がいのある人や男女の性差の違いなどにも対応した。2020年9月に設立後、黒字で推移できた背景には、独自のビジネスモデルがあった。 -
- 第9回
- 2022.10.03
IDEOに聞く 米国のインクルーシブデザイン最前線 インクルーシブデザインの対象は広い。プロダクトだけでなく、行政システムやヘルスケア、コミュニティーまで、インクルージョンする意識が不可欠だ。特に言語や文化の違い、貧富の差が大きな米国ではその緊急性がクローズアップされている。デザインファームIDEOの取り組みから、その最前線を紹介する。