
自転車のサドルの水気を拭くなどして使う、アイオン(大阪市)の携帯型スポンジタオル「STTA(スッタ) スティックタイプ」。2022年2月の発売後、わずか1週間で完売し、その後も生産するたびに売り切れが続く。楽天市場の自社ショップには、日々、再販日の問い合わせが寄せられているほどだ。
高い吸水性と速乾性を備えた「STTA(スッタ) スティックタイプ」は、水気を急速に吸い取り、絞るとからっと乾いた状態に戻る。繰り返し使えるスポンジタオルだ。雨上がりに自転車のサドルや公園の遊具に付いた水滴をぬぐったり、駅のトイレで洗った手を拭いたりと、日常のさまざまなシーンのちょっとした水滴の拭き取りに適している。バックパックのサイドポケットに入れて持ち運びしやすいスティック形状をはじめ、布製タオルにはない特徴を備えている。
STTA スティックタイプは、日常の水滴ストレスをなくす「NO Suiteki Stress.」をコンセプトに、新しいツールブランドとして生まれたSTTAの第1弾商品だ。優れた機能性の秘密は、製造、販売元のアイオンが5年以上かけて開発した、特殊ウレタンスポンジ「ソフラス」にある。
ソフラスが、吸水性の高さを売りにするほかのスポンジと大きく異なるのが、乾燥状態でも柔らかい点だ。そのため、使いたいときに取り出して、すぐに水気を拭き取ることができる。PVA(ポリビニルアルコール)スポンジも吸水力に優れるが、乾燥した状態では硬い。
STTA スティックタイプは、PVAスポンジではなくソフラスを採用したため販売価格が高くなっている。PVAスポンジを使ったアイオンの家庭向けスポンジが数百円なのに対して、STTA スティックタイプは2750円(税込み)と強気だ。それでも発売以降、生産してもすぐに完売してしまうというから驚きだ。
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