2022年7月4日発売の「日経トレンディ2022年8月号」 ▼Amazonで購入する では、創刊35周年を記念し、「家電、文房具、日用品オールタイムベスト」を特集。衣料用洗剤は、2000年代に粉末から液体へのシフトが進み、超コンパクト液体洗剤の「アタックNeo」(花王)と「トップNANOX」(ライオン)がヒット。14年にはP&Gジャパンが第3の洗剤「ジェルボール」を発売し、支持を集めた。

※日経トレンディ2022年8月号より。詳しくは本誌参照

2000年代に粉末洗剤から液体洗剤へと主流がシフトしていった。左は「アタック」(花王、1987年発売)、中央は「部屋⼲しトップ」(ライオン、2001年発売)、右は「アリエールジェル 除菌プラス」(P&Gジャパン、21年発売)
2000年代に粉末洗剤から液体洗剤へと主流がシフトしていった。左は「アタック」(花王、1987年発売)、中央は「部屋⼲しトップ」(ライオン、2001年発売)、右は「アリエールジェル 除菌プラス」(P&Gジャパン、21年発売)

 日用品の代表格である衣料用洗剤は、過去のヒット商品も多い。2000年代に進んだ粉末洗剤から液体洗剤へのシフトを一段と加速させたのが、「アタックNeo」(花王、09年発売)と「トップNANOX」(ライオン、10年発売)だ。少量の洗剤で洗濯できる濃縮タイプで、「すすぎが1回で済むため時短と水使用量の削減もできる」(花王)という利便性が受けてヒットした。

 次の革新があったのは14年。P&Gジャパンが、粉末、液体に次ぐ第3の洗剤「ジェルボール」をアリエールとボールドの両ブランドで発売した。洗濯1回分のジェル状洗剤を水溶性フィルムに密封。「計量が要らない簡便さと洗浄力の高さを両立した」(P&Gジャパン)ことで、支持を集めた。

「日経トレンディ2022年8月号」の購入はこちら(Amazon)

 17年には、有効成分を分けたまま保存し、洗濯時に混ぜ合わせて効果を高める3層構造の「ジェルボール3D」が再びヒット。現在は4層構造の「ジェルボール4D」となっている。

この記事は会員限定(無料)です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
この記事をいいね!する