
- 全6回
徹底分析 ダイソー大解剖
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- 第1回
- 2022.07.04
大創産業の3ブランド旗艦店が銀座に インフレ下でも世界を狙う 1兆円を超えるといわれる市場規模に拡大した100円ショップ業界。そのトップに君臨するのが大創産業(広島県東広島市)だ。強気の出店計画を掲げ、成長を続ける同社が次の成長の足がかりとするのが、4月にオープンした「グローバル旗艦店」。「ダイソー」「スタンダードプロダクツ」「スリーピー」の3ブランドを同時出店しただけではなく、メルカリとの提携、環境配慮型商品の展開、ブランド刷新など、数々の新施策を盛り込み、世界市場での展開も視野に入れる。特集では原材料高騰、円安など逆風に挑む大創産業の戦略を徹底分析する。 -
- 第2回
- 2022.07.04
「ダイソーのネット販売」仕組み解剖 100均商品でなぜできる? 2021年10月、大創産業(広島県東広島市)の公式ECサイト「DAISOネットストア(ダイソーネットストア)」がスタートした。以前からウェブサイトの申込フォームによる大量注文や、まとめ買い専用の「DAISOオンラインショップ」はあったが、ダイソーネットストアでは4万点の商品の中から“1個単位”で注文ができる。“100均”のオンライン販売でビジネスは成り立つのか。その仕組みに迫った。 -
- 第3回
- 2022.07.06
100均48商品を8年前と比較調査 綿棒は増量、つまようじは異変? 原材料費や人件費の高騰、ウクライナ情勢、円安などのピンチに100円ショップ業界はどう立ち向かうのか。商品配送の工夫や生産地の移転、高価格帯ブランドの展開など大創産業の施策を分析。また、実際に店頭で販売されている100円商品が原材料高騰などの影響を受けているのかを調査。日用品をピックアップし、8年前(2014年)の同類商品と容量などを比較した。 -
- 第4回
- 2022.07.06
ダイソー2つの「300円ブランド」 ブランディングは「正反対」 大創産業(広島県東広島市)が展開し、2022年4月にリブランディングした300円ショップのブランド「THREEPPY(スリーピー)」と、21年3月にスタートした新業態ブランド「Standard Products(スタンダードプロダクツ) by DAISO」が出店を加速させている。従来の100円ショップ「ダイソー」とは明らかに異なる商品ラインアップや店舗の見た目だが、どんな需要を生んでいるのか。 -
- 第5回
- 2022.07.08
関の包丁、熊野の筆……ダイソー流、地域有力ブランドの口説き方 全国で10店舗を展開する大創産業の300円ショップ「Standard Products(スタンダードプロダクツ)by DAISO」。1号店の開店から1年強。中でも売れているのが、岐阜県関市の包丁など、国内各地の地域ブランドとコラボレーションした商品だという。なぜ開発できたのか。担当者に聞いた。 -
- 第6回
- 2022.07.08
8分で分かるダイソー50年史 デフレの寵児を生んだのは「雨の日」 スーパーの軒先で生活必需品を売る移動販売から生まれた大創産業。創業当時はまだ「100円均一」ではなかった。1980年代後半からの円高、消費税導入、バブル経済崩壊という波に乗り、全世界6338店舗にまで急成長した同社の50年。高価格帯商品を扱うマルチプライスや海外出店など、数々のチャレンジや失敗があった。