すごいネーミング開発の舞台裏 第11回

海外メーカーは新しい商品を生み出すときに、どのようにネーミングを考えているのかを探った。取り上げたのは米アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」と英ダイソンのヘアスタイラー「Dyson Airwrap」。いずれも他社にない画期的な商品を創造しており、ネーミングにも大きなこだわりがあった。

アイロボットジャパンが発売したロボット掃除機ルンバの新商品「ルンバ i2」。アプリの使い勝手などの機能を強化しながら低価格で発売した(写真提供/アイロボットジャパン)
アイロボットジャパンが発売したロボット掃除機ルンバの新商品「ルンバ i2」。アプリの使い勝手などの機能を強化しながら低価格で発売した(写真提供/アイロボットジャパン)

 新しい商品を開発する際、海外メーカーもネーミングには苦労しているようだ。特に他社にないような画期的な商品を発売するとなると、先例がないだけになおさらだろう。ここではロボット掃除機「ルンバ」を開発した米アイロボットと、多機能を備えるへアスタイラー「Dyson Airwrap」を開発した英ダイソンの例を見てみよう。

ルンバを踊るように動く「ルンバ」

 アイロボットジャパン(東京・千代田)はロボット掃除機ルンバの新商品として「ルンバ i2」を2022年7月7日に国内で発売した。アプリの使い勝手などの機能を強化しながら3万9800円(税込み)からという安価で投入し、国内ロボット掃除機市場のさらなる開拓を狙う。ロボット掃除機「ルンバ」と床拭きロボット「ブラーバ」を合計した国内累計出荷台数は、18年から22年6月までに500万台を突破したという。

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