すごいネーミング開発の舞台裏 第6回

下着ブランド「une nana cool(ウンナナクール)」はブランドパーパス(存在意義)として「女の子の人生を応援する」を掲げる。大切にするのは、下着を身に着ける女性に「どういう気持ちになってほしいか」。商品名は、「364(サンロクヨン)」ブラや「さぁ、わたし」など。どちらもその時代の女性の気持ちを意識したネーミングだ。

「ウンナナクール」のブランドマニフェストは、作家の川上未映子氏が担当。1年に1度「女の子への応援メッセージ」として川上氏のコピーを公開している。画像は2022年のコピー。鏡に映る自分を見て、次の自分に「変わる」シーンを、ビジュアルを「反転」して表現した
「ウンナナクール」のブランドマニフェストは、作家の川上未映子氏が担当。1年に1度「女の子への応援メッセージ」として川上氏のコピーを公開している。画像は2022年のコピー。鏡に映る自分を見て、次の自分に「変わる」シーンを、ビジュアルを「反転」して表現した
意識したのは「悔しさから次へ向かうというチカラ」
意識したのは「悔しさから次へ向かうというチカラ」

 2001年に設立されたウンナナクール(京都市)は、下着メーカーワコールのグループ企業。「女の子の人生を応援する」をパーパスに掲げた下着店「ウンナナクール」を展開する。フランス語で「ちょっとかっこいい女の子」という意味で、ターゲットは「女の子」。ここでいう「女の子」とは年齢を問わず「頑張っている女性」全員を指すという。

 17年にれもんらいふ(東京・渋谷)の千原徹也代表と共にリブランディングし、千原氏の声がけの下、「女の子、登場」というマニフェストの制作に作家の川上未映子氏を起用した。こうした構成からも分かるように、「言葉」を非常に大事にしたブランドだ。商品のネーミング自体もユニークなものが多く、19年9月に発売した「364(サンロクヨン)」ブラや、22年に発売した「さぁ、わたし」などがある。364ブラは販売枚数20万枚を突破した人気商品だ(22年6月までの累計)。

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