
- 全8回
世界に誇る日本のフードテック最前線
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- 第1回
- 2022.06.20
日清食品が完全食で見せる底力 国産フードテック「3つの光明」 国内で「フードテック元年」といわれた2020年から2年がたち、日清食品をはじめとした大手企業やスタートアップが続々と独自の取り組みを打ち出している。海外の話題が先行しがちな分野だが、実は日本の食文化や技術を背景とした「国産フードテック」が、世界を驚かせる進化を遂げている。見えてきた「3つの光明」を解説する。 -
- 第2回
- 2022.06.20
植物性マグロステーキも実現可能 驚きの食感、新世代大豆ミート 最も身近になったフードテックと言える大豆ミート。業界大手の不二製油は、独自の油脂技術を駆使した新製法で、肉らしい食感の再現性を高めた大豆ミートの本格生産を2022年7月から始める。また、動物性食品由来の「満足感」を作り出すベース素材も開発中。新世代の大豆ミートが世界の植物肉市場を変えていきそうだ。 -
- 第3回
- 2022.06.22
日清・安藤社長が指摘「フードテックの問題点」 完全食は世界へ 2015年の日清食品社長への就任時から、「Beyond Instant Foods」をスローガンに掲げている安藤徳隆社長。「カップヌードル」などの既存事業とは別軸で、「もう一つの日清をつくる」と急ピッチで進める新事業が、21年に発表した「完全栄養食プロジェクト」だ。多くの大企業がイノベーションのジレンマに陥る中で、なぜ日清食品は抜け出せたのか。 -
- 第4回
- 2022.06.22
【特報】日清「完全メシ」拡大へ あんぱん、牛丼、ポテチも開発 日清食品が2022年5月30日にオンラインストアを皮切りに発売した「完全メシ」シリーズが、計画比2倍程度の好発進を切っている。また、完全メシブランドを冠した「あんぱん」やポテトチップス、カツ丼などの開発も進行中だ。日清食品の安藤徳隆社長とフードテックエバンジェリストの外村仁(Hitoshi Hokamura)氏の対談(特集第3回)の中で明らかになった。 -
- 第5回
- 2022.06.22
カンロ、廃棄あめサーキュラー商品を22年9月に直営店で販売へ 「カンロ飴(あめ)」や「ピュレグミ」などの人気商品で知られるカンロが、2022年9月から直営店「ヒトツブカンロ」および公式オンラインショップで、新たな商品シリーズを投入する。製造過程で発生する廃棄あめを原料にアップサイクルしたウエットティッシュなど、エコラインの商品だ。オーガニック米を発酵させて化粧品をつくる独自技術を持つスタートアップ企業と組み、廃棄あめの発酵からウエットティッシュの商品化に成功。ギフト需要を取り込んでいく。 -
- 第6回
- 2022.06.24
想定の5倍売れたウニ豆腐 逆襲の豆腐屋、カルビ風油揚げも開発 「豆腐こそ世界最強のプラントベースフードだ」。こう宣言するのは豆腐業界の大ヒットメーカーとして知られる相模屋食料(前橋市)の鳥越淳司社長。その言葉通り、ウニのような豆腐、肉肉しいがんもを発売し、さらにはカルビ風油揚げ、イクラのような豆腐まで開発している。「国産フードテックの逆襲」、その全貌を明らかにする。 -
- 第7回
- 2022.06.24
急速冷凍でタイのうまみ、コクが向上 「あえて冷凍」が新常識に 食品ロスを抑え、食材の鮮度を維持する冷凍技術。うまみや色味を保ってより高品質な冷凍食品を造れるとして、注目を集めているのが「急速冷凍」だ。これに特化して躍進しているデイブレイク(東京・品川)は、サステナブル+αの価値を探っている。食材のうまみやコクまで向上させる可能性があるという。 -
- 第8回
- 2022.06.24
日本が誇るスタートアップ14選 急成長フードテックの4分類とは? 植物性代替肉の米インポッシブルフーズや米ビヨンドミート、フードデリバリーの米ウーバーイーツや米ドアダッシュなど、世界ではフードテック領域のスタートアップの成長が著しい。投資マネーが集まることで勢いは増幅し、市場拡大をけん引している。では、日本発のフードテックスタートアップはどうだろうか。4つの視点で有力企業を解説していく。