※日経エンタテインメント! 2022年8月号の記事を再構成
デジタルネーティブで次のトレンドを生み出す存在であることから、各方面からの注目度が高まっている「Z世代」。そんなZ世代の女子たちが、今話題となっているヒト・モノ・コトをテーマにトークを展開。そこからヒットの芽が見えてくるかも。今回のテーマは“お出掛けスポット”。Z世代の女子たちは、どんなスポットへと遊びに行っているのか?
――若い子たちに今、人気の都内のスポットを教えてもらえますか?
ミウォりん(以下、ミウォ) 2020年の夏に生まれ変わった渋谷の「ミヤシタパーク」にはよく行くかな。芝生エリアもあって映える写真が撮れるから、高校生や大学生たちも多く集まってます。
黒瀬 「スターバックス」や(メキシコ料理の)「タコベル」などもあるから、そこでテイクアウトしたりとかね。
澤田 夜遅くまで開いているのもいい。渋谷に飲みに行っても2時間制のお店が多いから、その後にまったりしに行くのにちょうどよかったりする。
黒瀬 あと渋谷だと、「SHIBUYA109」の地下にある、プリクラ専門店「moreru mignon(モレルミニョン)」は、内装などかわいい世界観で統一してるから私は好きです。
ミウォ 分かるな。待ち合わせ場所としてもよく使われているよね。
澤田 都内だと、新大久保は韓流人気のおかげで今や定番のお出掛けスポットになったよね。韓国料理、韓国スイーツ、韓国コスメと、若い子が気になるものが全部楽しめちゃう。
黒瀬 友達とランチで韓国料理を食べるときは、「新大久保に行こっか」となるしね。私は1人でも食べに行ったりするよ。
「オリジナル○○店」が話題
ミウォ そういえば昨年末、新大久保にオリジナルのリップが作れるお店「Lip atelier(リップアトリエ)」がオープンして話題になっているよね。
澤田 私も行きたいと思っていたところ。リップの色、香り、ケースまで自分好みに選択できるんだよね。
黒瀬 確かに最近オリジナルのものを作れるお店がはやっている。自分の好きな香りを調合できる、中目黒の「THE FLAVOR DESIGN」もそうだよね。
澤田 日帰りのプチ旅行先として人気の鎌倉にあるジュエリーショップ「gram」も、目の前で職人さんがペアリングを作ってくれるから行列ができてるもんね。
ミウォ あと鎌倉には、梅酒でおなじみの「チョーヤ梅酒」がプロデュースする、自分だけの梅酒や梅シロップ作りを体験できる「蝶矢」というお店があるらしいよ。
黒瀬 え、何それ? すごく面白そう。
ミウォ 気軽に梅酒・梅シロップ作りができる体験型の店舗で、梅コンシェルジュがサポートしてくれるんだって。
澤田 体験型でいうと、体を動かす系の施設も気になる。埼玉・越谷にある「VS PARK」は、バラエティ番組に出てくるような、おもしろアクティビティーが体験できるんだよね。
黒瀬 テレビで見たことある! 回転する障害物をジャンプして避けたり、映像の恐竜と短距離競走ができたりするんだよね。「ラウンドワン」みたいに、グループで行ってワイワイ楽しむのによさそう。
ミウォ 埼玉や千葉にある、トランポリン施設「トランポランド」も良かったよ。いろんな種類のトランポリンを完備しているうえに、バスケットボールのゴールなども設置してあって、トランポリンからダンクを決めたりもできる(笑)。
黒瀬 私は千葉や神奈川にある、大人も楽しめるアスレチック施設「フォレストアドベンチャー」に行ってみたい。ハーネスを付けて本格的にやるのも楽しそうだし、大自然のなかでスマホから解放される時間もいいかなって。
渋谷の宮下公園が2020年7月にリニューアルし、公園、商業施設、ホテルが一体に。屋上部分が公園スペースとなっており、カフェ、スケートボード場、ボルダリングウォール、約1000㎡の芝生広場などを備える。利用可能時間は8時~23時。
チョーヤ梅酒が、日本の梅文化を次世代につなぐため2020年6月に鎌倉にオープンした梅体験専門店(1号店は18年開業の京都店)。厳選された素材で100通りの組み合わせから、自分だけのこだわりの梅シロップや梅酒を作ることができる。
バンダイナムコが運営する、エンタメ要素満載のスポーツを集めたバラエティスポーツ施設。強力ゴムに引っ張られながら走る「RUN&RUN」など、25種類以上のアトラクションを用意。埼玉、愛知、大阪、福岡、仙台に合計6店舗を構える。