
リジェネラティブ~列島回復の仕事人~
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- 第6回
- 2022.08.19
秋田の稲作も林業も救う新政酒造 最先端のリジェネラティブ企業に 秋田の新政酒造は、酒造りの原点回帰を進めてきた。これまで実践してきた「地元の米を、あまり磨かずに、地元の水と地元の蔵で採取された酵母で醸す」ことの先に描くのは、秋田の過疎地に酒蔵を新設し、地域を丸ごと引き受けながら酒造りの好循環を生み出すことだ。新政酒造が目指す最先端のリジェネラティブな取り組みを追う。 -
- 第5回
- 2022.08.18
新政酒造が不退転のリブランディング 普通酒からの脱却に成功 日本酒の出荷量は醸造用アルコールを添加しない純米の酒を除いて右肩下がりの状況が続いている。しかし、そんな中でも日本酒の未来を感じさせる酒造りをする蔵元たちが少数ながら存在する。その先頭を走るのが秋田の新政酒造だ。新政の取り組みを例に、リジェネラティブな酒造りとは何か、それがどういう可能性を持つものなのか、2回にわたって見ていく。 -
- 第4回
- 2022.08.18
なぜ日本酒は斜陽産業になったのか 個性をなくした「国酒」の末路 つくればつくるほど、売れれば売れるほど、新しい生態系が再生して環境が良くなり、豊かで幸せな社会が実現されることを「リジェネラティブ(再生する、生まれ変わる)」という。そんなビジネスに取り組む仕事人たちを追いかける本連載の4~6回目は、日本酒業界を取り上げる。まずは、なぜ日本酒業界は衰退してしまったのか、その背景と新たに生まれつつある一筋の光明について解説する。 -
- 第3回
- 2022.06.10
なぜ「森のうなぎ」は生まれたのか 岡山県の小さな山村の逆転劇 自然や風景をいかに回復・再生させるか、「リジェネラティブ」の時代を象徴する新しいビジネスや、そこで奮闘する仕事人の思いに迫る本連載。第3回は岡山県西粟倉村の「森のうなぎ」を取り上げる。豊かな森林を無駄なく生かし切る循環モデルが地域経済を潤し、自然環境の再生に役立っている。そこに至るには、数々の苦難と思いを持った仕事人たちの活躍があった。 -
- 第2回
- 2022.04.28
知られざる先端企業「シーベジタブル」 希少な海藻を陸上養殖 世界で注目を集めている海藻を巡る新ビジネスのトップランナーとして、日本のスタートアップが躍動している。2016年に設立された合同会社シーベジタブル(高知県安芸市)だ。養殖による海藻の生産・販売に特化したユニークなモデルを有する。連載第2回では、世界を変え得る彼らの挑戦に迫る。 -
- 第1回
- 2022.04.28
「海藻」は未開のフロンティア 世界で注目される「3つの理由」 急増した人口を収容し、経済を発展させるために大規模な自然破壊が行われてきた20世紀。人口減少時代に入った21世紀は、自然や風景をいかに回復・再生させるかが重要になる――。「リジェネラティブ(再生する、生まれ変わる)」の時代だ。そんな時代を象徴する新しいビジネスや、そこで奮闘する仕事人の思いに迫る本連載。第1回では海藻を巡る新ビジネスが注目を集める背景を見ていく。