今作の色味について大河監督は「LED側と実像側の色のなじみ方ってバーチャルプロダクションを使うとき毎回追究する課題なんですが、色が多いと、それを合わせていく作業が無限の要素を1つ増やしてしまいます。…というのもあって、なるべく色を多用しないで美意識を保てる構造は何か? と考え、白をチョイスしました。こけら落とし的な撮影ですし“無垢な世界”といった意味も込めて。でもその後『ワントーン何か入れようか』と話してる時に、ならばグリーンをという提案があったので、それも加えました」と。監督は昨年末、『NHK紅白歌合戦』のAwesome City Clubの演出でもバーチャルプロダクションを手掛け、話題を呼んだ