2022年5月2日発売の「日経トレンディ2022年6月号」 ▼Amazonで購入する では、「2022年上半期ヒット大賞&下半期ヒット予測」を特集。医薬品では、ライオンの「バファリンプレミアムDX」がヒットを飛ばした。下半期は、キュア・アップの「高血圧症治療用アプリ」が注目される。
※日経トレンディ2022年6月号より。詳しくは本誌参照
医薬品ジャンルで、2021年後半以降に目立って売れたのが解熱鎮痛薬だ。21年7月~22年3月の市場規模は、前年同期比で約27%増(True Data調べ。全国ドラッグストアが対象)。新型コロナのワクチン接種後の副反応対策として需要が膨らんだ。
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伸びる市場の中で、新製品としてヒットを飛ばしたのが「バファリンプレミアムDX」。21年9月の発売後、商品別の売り上げ個数ランキングで上位に定着し、早くも定番商品となっている。ダブル処方の鎮痛成分(イブプロフェン、アセトアミノフェン)を、従来製品に比べて約20%増量したのが特徴。副反応による発熱や痛みを、よりしっかりと抑えたいという消費者のニーズに合致した。
解熱鎮痛薬の新製品では「ロキソニンSクイック」も好調。効き目を素早く発揮する点が支持され、発売7カ月で約75万個を販売。ロキソニンSシリーズ全体の伸び(22年2月の販売個数は前年同月比22%増)に一役買った。
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