2022年5月2日発売の「日経トレンディ2022年6月号」 ▼Amazonで購入する では、「2022年上半期ヒット大賞&下半期ヒット予測」を特集。クラフトコーラのジャンルに大手メーカーが参入し、アサヒ飲料の「三ツ矢クラフトコーラ」は順調に売り上げが伸長する。一方、紅茶飲料のジャンルではキリンビバレッジの「キリン 午後の紅茶 ミルクティー 微糖」がヒット商品に化けそうだ。

※日経トレンディ2022年6月号より。詳しくは本誌参照

アサヒ飲料の「三ツ矢クラフトコーラ」(左)が順調に推移。キリンビバレッジの「キリン 午後の紅茶 ミルクティー 微糖」(右)にはヒットの兆しが
アサヒ飲料の「三ツ矢クラフトコーラ」(左)が順調に推移。キリンビバレッジの「キリン 午後の紅茶 ミルクティー 微糖」(右)にはヒットの兆しが

 小規模メーカーが中心となり新商品開発を繰り広げていた「クラフトコーラ」のジャンルに、ついに大手飲料メーカーが参入した。2022年1月にアサヒ飲料が「三ツ矢クラフトコーラ」を通年商品として市場投入。8種のスパイスを素材に使い、コカ・コーラやペプシの商品とは一線を画す風味に仕立てた。クラフトビールなど、職人的な工夫のあるドリンクを求める昨今の消費者のニーズに合致したことから、1〜2月に計画比の約2割増となる43万ケース(実数)を販売した。

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 デザート感覚で飲める甘さが話題を呼び、21年にブームとなった「抹茶ラテ」。22年上半期は、その流れをくむ「ほうじ茶ラテ」の新商品が1月以降に各社から投入された。最初に仕掛けたのは伊藤園。発売すると、ミルクの甘みと茶の香りを同時に楽しめる点を魅力に感じ、手を伸ばした消費者が相次いだ。

 日経POS情報によれば2月の第1と第2週には、スーパーなどの売り上げで抹茶ラテ各商品を抜いてトップに立った。日本茶葉を使った第3のラテ飲料はさらに愛飲者が増えそうだ。

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