2022年5月2日発売の「日経トレンディ2022年6月号」 ▼Amazonで購入する では、「格安キャンプ道具100」を特集。コロナ禍で火が付いたキャンプブームを追い風に、初心者でもキャンプを始めやすい土壌が整ってきた。今キャンプを始めるべき4つのトレンドの中で、最も重要なのがワークマンなどの格安ブランドの台頭。プロキャンパーへの取材などから、お薦め商品を導き出した。
※日経トレンディ2022年6月号より。詳しくは本誌参照
コロナ禍以降、キャンプは屋外レジャーの第一選択肢として定着しつつある。2020年にはキャンプ用品の推定市場規模が前年より16.3パーセント増え、過去最高の876億円に到達。キャンプデビューする初心者も増え続け、日本オートキャンプ協会によれば、オートキャンプ場利用者のうち、キャンプ経験1年の人の割合は25パーセントを超えた。
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高規格キャンプ場
ブームを追い風に、初心者でもキャンプを始めやすい土壌が整ってきた。「水洗トイレなど設備が充実する」「キャンプに必要なアイテムをレンタルできる」などの条件を満たす「高規格キャンプ場」が増加。管理人が常駐している施設も多く、何かトラブルがあった際にも相談できて安心感が高い。
ソログルキャン
新しいキャンプの形も人を引き付ける。もはや定番のソロキャンプが進化した「ソログルキャン」は、一人の時間を満喫しつつ、食事などのときだけ集まって会話を楽しむ。グループキャンプとのいいとこ取りを果たし、遊び方の幅を広げた。
チェアリング
他にも、手軽にできる「チェアリング」が流行の兆しを見せる。公園や河川敷などに椅子一つで出かけ、ゆったりした時間を楽しむアクティビティーだ。これらの気負わないキャンプスタイルの浸透は、次々と入門者をアウトドアの世界に呼び込んでいる。
格安ブランド台頭
そして、最も重要なポイントが、キャンプ用品を扱う格安ブランドの台頭だ。キャンプ道具を一式そろえようとすると、ソロキャンプでも最低5万円は必要といわれるなど、決して安くない投資が必要だった。しかし、ホームセンターや大手スーパーなど、異業種から次々と安価な商品が発売され、ハードルが格段に下がってきている。
中でも衝撃的だったのが、22年2月にワークマンが本格参入したことだ。一気に約130アイテムを投入し、キャンプ経験が豊富な人たちの間でも、「高品質なのに安い」と話題を呼んだ。例えば、同社が目玉に据えるテントやシュラフ、テーブルなどの初心者向け5点セットは、なんと9940円(税込み)。1万円を下回る価格でデビューの下地が整い、格安で「道具から入る」ことができるようになった。
ワークマンの安さには、同社ならではの秘密がある。テントやタープ、シュラフなどに使われる撥水や防融、防虫加工がされた生地は、同社の作業服に使われてきた素材と共通するのだ。「大型のキャンプ道具は生地を多く消費する。オリジナルの機能性素材をウエアから横展開することで大量生産が可能になり、高機能と低価格が両立できた」(同社の土屋哲雄専務)
お薦めキャンプグッズはこの人たちに聞いた!
本特集では、ワークマンを中心とした格安ブランドに焦点を当て、プロキャンパーたちへの取材や商品の検証を行い、お薦め商品を導き出した。





(写真/小西 範和、高嶋 一成、PIXTA)
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