
絶対に見逃せない2022年美術展
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- 第5回
- 2022.10.04
佐藤可士和が語る 空間をつくる李禹煥作品の魅力 もの派を代表する美術家として世界的に活躍する李禹煥(リ・ウファン)の大回顧展が、国立新美術館で開催されている(2022年8月10日~11月7日。兵庫県立美術館<22年12月13日~23年2月12日>に巡回)。日本では17年ぶりであり、1960年代の最初期の作品から最新作までを網羅的に展開される、初めてにして最大の回顧展をクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏と巡り、その魅力を聞いた。 -
- 第4回
- 2022.09.30
岡本太郎、李禹煥の展覧会が熱い 日本の前衛美術を代表する具体 東京と大阪で第2次世界大戦後の日本を代表する前衛美術の3つの大規模な展覧会が開催されている。今では世界的に高く評価されている戦後日本の前衛美術。敗戦の混乱期を経て、新しい時代のために、新しい芸術表現を求めた、前衛美術のエネルギーに触れられる貴重な機会だ。 -
- 第3回
- 2022.09.20
「ルートヴィヒ美術館展」 コレクターが支えた20世紀美術の軌跡 20世紀初頭、中央集権的なフランスとは異なり、ドイツには美術の中心地が各地にあった。2つの大戦によってドイツを起点とする20世紀美術の軌跡は途切れかけたが、それを現代へとつなぐ役割を果たしたのがドイツ人のコレクターたちだった。現在、国立新美術館(東京・港区)で開催中の「ルートヴィヒ美術館展」(2022年6月29日~9月26日)では、150点あまりの出展作品を通して多面的な広がりを見せた20世紀美術の軌跡をたどりつつ、コレクターたちが果たした役割を学べる。 -
- 第2回
- 2022.09.14
現代の巨匠ゲルハルト・リヒター 日本の美術館で16年ぶり回顧展 現代アートの最前線を走り続けてきた画家、ゲルハルト・リヒター。90歳を迎えてなお新シリーズに取り組み、絵画に何ができるのかを問い続ける。その60年に及ぶ画業をたどる作品群が来日中。日本の美術館で16年ぶりの回顧展だ -
- 第1回
- 2022.05.13
“初”来日のフェルメール 謎いっぱいの2作品を大解剖 日本に愛好者が多い17世紀オランダの画家フェルメール。現存作品37点(35作品説もある)のうち、2点が来日中だ。350年以上の時を経て画家が描いた当時の姿に戻った初期の傑作『窓辺で手紙を読む女』は、修復完了後、オランダで公開され初めての海外展示で、“初”来日だ。また、アメリカ・メトロポリタン美術館からは晩年の異色作『信仰の寓意』が初上陸。5月中は待望の2点と出会える。