日経クロストレンドが実施したマーケティングツールの調査 ▼関連記事:発表! マーケツール利用調査 CRMやMAはセールスフォースが圧倒 で、CRM(顧客関係管理)やMA(マーケティングオートメーション)ツールはセールスフォース・ジャパン(東京・千代田)の利用比率が高かった。日本ピザハット(横浜市)は2018年からセールスフォースのMAを導入。フォローメールの効果で注文件数が1.4倍になるなどの成果につなげている。

(22年2月掲載の特集「マーケツール導入/乗り換えの極意」を細分化したものです。)
▼関連記事 マーケツール導入/乗り換えの極意
日本ピザハットは、メール配信を支援するMAツールを導入し、会員とのコミュニケーションを効率化した
日本ピザハットは、メール配信を支援するMAツールを導入し、会員とのコミュニケーションを効率化した

 1年の中でわずか2~3回。一般的な消費者が宅配ピザを食べる平均回数のことである。店内で食べるのではなく、宅配が主体となるフードデリバリーサービスの先駆けとして30年以上にわたり浸透し、テレビCMなどで認知度も高い。それでも「1年の中で誕生日やクリスマスと年2~3回、ハレの日に利用してもらうことが多い」(日本ピザハットマーケティング部デジタルマーケティング課の重兼槙夫氏)という状況が続いている。毎月注文する人はロイヤル客であるという。

 競合もひしめく中で、年2~3回という限定されたパイを奪い合うビジネスとなる。「ピザを買いたい」という需要を捉え、早期のタイミングで手を打つ。本人や家族の誕生日のほか、クリスマスなどの季節性のイベントを見越してクーポンなどを届け、「ピザならピザハットだ」と想起させることが重要になる。

このコンテンツ・機能は有料会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
3
この記事をいいね!する