
「日経MJ」トレンド面から
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- 2023.05.29
本格国産サメ映画の逆襲 『ニンジャVSシャーク』はなぜ生まれた 2023年4月14日、『名探偵コナン』の新作にぶつけるように公開された『ニンジャVSシャーク』が映画ファンをざわつかせている。『ジョーズ』以来、サメ映画は日本でも人気ジャンルの一つにのし上がったが、制作は米国勢に圧倒されてきた。初の本格国産となる同作は忍者とのドリームマッチで、海外進出もにらむ。日本ならではの怪作は映画史にかみ跡を残せるか。 -
- 2023.05.18
「ヌン活」がホテルを飛び出し進化 ロンドンバス、ペット同伴… 年々存在感が増している「ヌン活」。これまでアフタヌーンティーを楽しむ場の中心はホテルやレストランだったが、最近は屋外で楽しめるプランが続々と登場している。春風に吹かれながら、ロンドンバスや結婚式場の庭で、家族や友人と至福のひとときを過ごす人たちをのぞいた。 -
- 2023.05.10
「5割値上げ」でも客足が途絶えない焼き鳥チェーン 何をしたのか 焼き鳥居酒屋「くふ楽」「福みみ」などを展開するKUURAKU GROUP(クウラクグループ、千葉県船橋市)は2023年4月から正社員の給与を平均14.3%引き上げた。その原資は5年前から仕掛けた5割超の値上げ。「中小チェーンでも値上げと賃上げの循環は実現できます」と福原裕一社長。要となったのは、客離れへの社員の恐怖を解きほぐすことだった。 -
- 2023.04.25
プリキュア20作目の新挑戦 男子もオトナも「支え合う」 女の子の憧れ「プリキュア」がシリーズ20作目にして新たな挑戦を始めている。2023年2月開始のアニメ「ひろがるスカイ!プリキュア」は、男子プリキュアが初めてレギュラー入り。成人プリキュアも登場する予定で、大人になってもひそかに憧れを抱いてきた"大きなお友達"たちの心をもつかむ。あなたも私もプリキュアになれるかもしれない時代がやってきた――。 -
- 2023.03.14
ゆるいメタバースSNS「Bondee」人気爆発 なぜ若者が支持する? シンガポール発のメタバースSNS「Bondee(ボンディー)」の人気が広がり始めている。LINEのようなチャット機能を持つSNSだが、友達の上限数は50人と少ない。ゆるいアバターで自分の今の状況を表せるため、投稿する写真や文章を練る手間なく手軽につながれる点も新鮮に映っているようだ。若年層の心をつかむボンディーの世界をのぞいた。 -
- 2023.02.28
スラムダンク映画版、興収100億円突破 韓国は観客数ジブリ超え バスケットボール漫画「スラムダンク」を原作としたアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の人気がアジアを席巻している。日本では2023年2月7日に興行収入100億円を突破したほか、韓国でも公開から1カ月あまりで観客数が285万人を突破。台湾や香港・マカオなどでも公開され人気を集め、グッズや聖地巡礼のために日本に来る外国人も多い。 -
- 2023.01.18
「推し活」新形態、ファンが作る「応援広告」広がる 交流の場に アイドルやタレント、アニメなど幅広いジャンルで「推し活」が盛り上がる中、広告の世界にも推し活の波が押し寄せた。推しの誕生日やデビュー日など記念日にお祝いメッセージを送る「応援広告」が、全国各地で登場。広告をファンが作り、ファン同士で楽しむ新しいスタイルが浸透してきている。 -
- 2022.11.01
ポケモン、ワンピース… 女性も「トレカ」のとりこ、推し活感覚 トレーディングカード(トレカ)の人気が女性にも広がっている。新型コロナウイルス禍で、家で遊べるゲームとして裾野が拡大したほか、ユーチューブなどで開封や対戦動画を目にする人が増えたのがきっかけだ。女性限定の大会を開いて、気軽に遊べるようにするカードショップも出てきた。強さにこだわったり、カードのキャラクターに「推し」を見つけたり、楽しみ方も様々だ。 -
- 2022.10.17
ハワイしのぐTwitterフォロワー数 ナウル共和国が無欲の大バズり 南太平洋に浮かぶ世界で3番目に小さい国、ナウルの政府観光局がツイッターで奮闘している。アカウント開設から2年。フォロワー数はハワイやフランスなど並みいる人気観光地を抜き去り、同国の総人口の約37倍にあたる37万人超に達した。予算なし、直行便なし、ツイッターの公式マークなし、入国制限あり。逆境のなか孤軍奮闘するナウル共和国政府観光局の「中の人」に話を聞いた。 -
- 2022.09.16
X JAPAN YOSHIKIが語る 「消費」「ブランディング」「SNS」 X JAPANのリーダーで作詞家、作曲家として米ロサンゼルスを拠点に活躍するYOSHIKIさん。音楽活動の一方で、日本コカ・コーラとのコラボ商品や自らの着物ブランドを立ち上げるなどビジネス面でも活動の幅を広げている。多くのファンを抱え、インフルエンサーとしても発信するYOSHIKIさんに、新たなビジネスのあり方を聞いた。 -
- 2022.09.02
「はぴだんぶい」って何? サンリオ懐かしキャラ6体が大躍進 平成初期に一世を風靡したサンリオキャラクターを集めたユニット「はぴだんぶい」が今、じわり人気を集めている。ポチャッコやけろけろけろっぴなど、古参の6キャラクターからなる「はぴだんぶい」は、見た目のかわいさだけでない、そのひたむきさで人々の心をつかむ。売れても売れなくても「そのままの自分でいい」と肯定するキャラクターの姿は、ファンの共感を呼んでいる。 -
- 2022.08.26
サウナの次は「瞑想ポッド」? 資生堂も導入、「ととのう」新体験 サウナブームが冷めぬ中、次に来そうなのが「瞑想(めいそう)ポッド」だ。宇宙船のようなポッドにすっぽりと収まり没入感を味わえる。光や音など五感を刺激する装置を使うことで、慣れていない初心者でもスムーズに瞑想状態に入りやすいといわれる。穏やかになれぬ今日このごろ、1人きりのカプセルの中で心を「ととのえる」体験がじわりと広まりそうだ。 -
- 2022.08.17
品切れ続出! 酒蔵発クラフトコーラ 「酒離れ」時代の活路に 酒蔵がつくるクラフトコーラの人気がはじけている。新型コロナウイルス禍で飲食店でのアルコール提供ができなくなり、蔵元は相次いで「地コーラ」の開発に着手した。酒づくりのノウハウを生かし、スパイスと地の食材を使ったコーラは品薄となる人気ぶりだ。酒離れが進む中、コーラは酒蔵の新たな活路になろうとしている。 -
- 2022.07.29
ヨウジヤマモトがOMO店舗出店へ デジタルネーティブに照準 ヨウジヤマモト(東京・品川)が新たな販売戦略に乗り出す。2022年秋にも日米3カ所にOMO(オンラインとオフラインの融合)の直営路面店を出店するほか、7月20日に他社製品も扱うセレクトショップ機能を備えた電子商取引(EC)サイトを開設した。デジタルネーティブ世代を顧客に取り込み、ネット販売を強化するのが狙いだ。 -
- 2022.07.27
年360万個売れる紀文の3Dかまぼこ 推しキャラで映える弁当に 紀文食品が2020年3月に発売した「すみっコぐらしかまぼこ」がロングヒットになっている。着色したすり身をキャラクターの形に立体的に成型した、指人形のような見た目のかまぼこだ。SNSに料理写真を載せるファンが多く、発売から2年がたっても年間約360万個のペースで売れている。アンケートで製品化するキャラを決めるなど、消費者との新しい交流も生まれている。 -
- 2022.07.20
水流で口の中まで洗える斬新シャワーヘッド 10万本超を受注 顔や髪だけでなく、歯も舌もシャワーできれいにする――。浴槽やシャワーヘッドなどを手がけるサイエンス(大阪市)が2022年6月15日、新たなシャワーヘッド「ミラブルzero」を発売した。5万円近い価格設定ながら発売前から注目を集めており、国内での販売目標としていた23年3月末までに50万本の達成にも自信をみせる。 -
- 2022.06.03
高糖質・高カロリー「罪悪感グルメ」の人気爆発 韓国発の新種も たまったストレスはカロリーと一緒に燃やしてしまえ――。高糖質・高カロリーの「罪悪感(ギルティ)グルメ」の人気に火が付いている。肉やチーズ、生クリームなどをぜいたくに使い、1日に必要なカロリーにせまる料理も登場。新型コロナウイルスによって食の楽しみが減った分、カロリー豊富な料理で身も心も満たそうとしている。 -
- 2022.05.24
車で暮らす「バンライフ」は快適? 記者がワーケーションに挑戦 日本全国を車で旅しながら仕事も続ける――。車で暮らす「バンライフ」の広がりで移動生活が身近なものになりつつある。新型コロナ下で密を避けたレジャーとしてキャンプに注目が集まるなか、キャンピングカーをシェアするサービスや駐車場に泊まれる施設などが充実してきている。 -
- 2022.02.21
「容器も食べられる信玄餅」が売り切れ続出 おいしい脱プラ加速 食べられる容器やストローが相次いで登場している。かねて構想はあったものの、コストや需要の問題で実現されなかったアイデアが、SDGs(持続可能な開発目標)の意識の高まりなどを背景に実現し始めた。4月には使い捨てプラスチック製品の削減を企業などに求める法が施行される。食べてなくなる食器への注目は今後も高まりそうだ。 -
- 2022.02.09
シューマイの逆襲! 固定観念覆す「第7世代」、打倒ギョーザへ もっちりとした薄皮に包まれるジューシーな豚肉、頰張れば口いっぱいに広がる肉汁――。誰もが知る点心の代表格だが、ギョーザと比べると影が薄かったシューマイ。食べ応えのある冷凍食品や、斬新な調理で新しいおいしさを目指す新世代の登場などで、関連商戦がホカホカと熱気を帯び始めている。打倒ギョーザ! シューマイの逆襲が今始まる。