買うまで何が入っているのかが分からない「ガチャ」の要素が強い商品とコラボする動きがコンビニで広がっている。ローソンは購入金額などに応じてイベントのチケットが当たるアプリくじを導入。セブン―イレブン・ジャパンはアニメのフィギュアなどがあたるキャラクターくじの取扱店舗数を増やした。客数がコロナ前の水準に戻らないなか、コンビニ各社は「目的買い」の着実な需要をつかもうとしている。

※「日経MJ」2022年10月12日付記事「ガチャ旋風 稼ぐコンビニ」を再構成したものです
ローソンの店舗に並ぶキャラクターくじ(東京都品川区)
ローソンの店舗に並ぶキャラクターくじ(東京都品川区)

 ローソンでは、ポイントカードを提示して一定金額分を購入するごとに引ける「アプリくじ」を2022年6月に始めた。700円以上買う時にポイントカードのポンタか、dカードを提示すると、くじを引くのに使えるポイントが1つたまる。応募する景品によって必要なスタンプが変わり、例えば3ポイントでアイドルに会えるイベントチケットに1回応募できる仕組みになっている。

 景品を店舗に並べる作業が不要で、紙のくじと違い廃棄も出ない。22年2月に先行実施した北海道の実験では従来の2倍の応募があったという。9月15日まで実施したアイドルの櫻坂46と日向坂46とのキャンペーンでは、2グループのいずれかに実際に会えるイベントの当選枠200組に対して200倍以上の申し込みがあったという。

 通常の買い物の中で応募する権利を得られるため直接の収益にはつながらないが、「来店動機を創出するきっかけになる」(ローソン)と期待している。

ローソンではアイドルに会えるイベントのチケットなどが当たる仕組みも
ローソンではアイドルに会えるイベントのチケットなどが当たる仕組みも

ヒロアカ、ポケGO…、人気コンテンツで来店促進

 キャラクターくじは根強い人気だ。9月、都内のセブン―イレブンで実施していた人気漫画「僕のヒーローアカデミア」(ヒロアカ)のキャラクターくじの残りの枚数を記者が尋ねると「あと13枚ですね。全部買われますか?」と店員が残り枚数を数えてくれた。

 くじは1箱あたり40~80枚程度入っており、1回500~800円ほどで引ける。ペットボトルサイズのフィギュア数体が当たり枠として用意されていることが多く、最後の1枚を購入すると「ラストワン賞」という当たり枠と同等の景品がもらえるため、売り切れる確率が高い商品だ。

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