世界最小の家電メーカーを自称するサンコー(東京・千代田)の快進撃が止まらない。電気代高騰を追い風に売れている「着るこたつ」など、面白くて役に立つことを意識したユニーク家電でヒットを連発する。新しいものに敏感な街、アキバで生まれ育った同社。山光博康社長にヒット商品を生む秘訣を聞いた。(聞き手は日経MJ編集長 永井伸雄)

※「日経MJ」2023年1月18日付記事「『だら活』でヒット連発」を再構成したものです
サンコーの山光博康社長
サンコーの山光博康社長

――着るこたつ「こたんぽ」などヒット商品が次々に出ていますね。

 最近はちょっと、キレが悪くなっているかなという感じで。昔のほうがトンがっていました。切り口は鋭利な感じかどうかはすごく重要です。

――よくネタが続きますね。

 アイデア会議を毎週やっています。店舗の販売スタッフから、経理、役員まで約50人全員が、必ず1つ以上提案しています。年間だと2000件以上。社内のネット掲示板にあげて、いろんな人がツッコミを入れたり、「いいね」といったり。そのまま商品化されるものは、ごくわずかですが、「ゲーム好き」「アウトドア派」など、みんながそれぞれアイデアを持ち寄って精度は上がってきています。

――毎週となると、しんどいですよね。

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