
Z世代トレンド予測
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- 第13回
- 2023.05.19
「飲むわらびもち」が第2のタピオカに 数年で150店以上に 伝統ある和菓子であるわらび餅をストローで飲む驚きのドリンク「飲むわらびもち」に“改造”したのが、わらび餅専門店「とろり天使のわらびもち」だ。2020年の1号店オープンからわずか数年となる23年5月時点で、既に150店舗以上を展開。新しい食感が若者の心を捉え、“第2のタピオカドリンク”ともいえる状態になった。 -
- 第12回
- 2023.04.28
Z世代向け香水サブスク「カラリア」 継続率「ほぼ10割」の秘密 毎月の利用継続率は98%。そんな高い水準を維持するサービスが、2019年1月に開始した香水のサブスクリプションサービス「カラリア 香りの定期便」(ハイリンク)だ。毎月変わる気分に合わせて次々乗り換える、香水の新しい使い方を提案。これがZ世代の心をとらえた。利用者は右肩上がりで増え続け、23年3月には約50万人まで到達した。 -
- 第11回
- 2023.03.31
Z世代考案の「3STEP日記」が異例ヒット 書かない“短文”形式 愛知大学の学生が考案した「3STEP日記」が異例のヒットを記録している。従来の日記と一線を画すが、中身の作りはシンプル。若者に日記を書くことを習慣化してもらうため、事実や感想をコンパクトに書くだけで1日の出来事を振り返れる構成に着地。これがタイムパフォーマンス(タイパ)を重視する若者の心をつかんだ。 -
- 第10回
- 2023.02.24
Z世代が老舗百貨店に熱視線 若者消費を読み解くヒント満載 「海外ブランド」や「デパートコスメ」人気、コロナ禍による東京からの地元回帰などによってここ数年、若者の来店が増えているという横浜高島屋。カジュアルな服を多く扱う方針に転換したり、イベントを実施したりと若者の集客も意識した取り組みも進めている。訪れる若い客の動向から、Z世代の消費傾向を読み解くヒントも見えてきた。 -
- 第9回
- 2023.01.20
韓国、中国の次は「タイコスメ」がZ世代トレンドに 独自の進化 海外発の韓国や中国コスメに次ぎ、第3勢力として急浮上している「タイコスメ」。高温多湿な気候に合わせ、「落ちにくい」「崩れにくい」独自の進化を遂げてきている。人気の起爆剤となったのは、タイの国民的パウダーとして知られるシーチャンの「トランスルーセントパウダー」。「マスクをしていても崩れない」といった評判がSNSで拡散した。 -
- 第8回
- 2022.12.16
「ソーシャルギフト」の市場が急成長 適度な“ネタ感”がZ世代に刺さる SNSなどを通じて贈り物ができる「ソーシャルギフト」の市場が急成長する。注目は、ギフトカタログの製作・販売が主力の大和が仕掛ける「dōzo(どーぞ)」だ。デジタルカタログから「モノ」を選ぶだけでなく、適度な“ネタ感”を含んだ「体験」を贈る感覚を醸成。こだわりが強いZ世代にも受け入れられた。 -
- 第7回
- 2022.10.28
「ポカリスエット リターナブル瓶」がZ世代に好評 瓶がSNS映え 2022年7月から大塚製薬がイオンなどで販売している「ポカリスエット リターナブル瓶」が、若者の心をがっちりつかんだ。支持を得る理由は、ボトルのデザインや色。老舗ブランドがなせるレトロ商品のド直球リバイバルで、若者を中心に次々とSNSに投稿された。 -
- 第6回
- 2022.09.30
レトロなミニゲーム機が驚きの若者売れ 知らない世界が新しい 2022年7月に発売された、セガトイズの小型のレトロゲーム機「アストロシティミニ V」が、平成レトロブームに乗って若者の注目を集めた。Z世代が関心を持ったのは、「名作をプレーして進化の過程を掘り下げたい」という強い好奇心にある。往年の名作が“新発見”され、遊ばれるトレンドの象徴といえそうだ。 -
- 第5回
- 2022.08.29
Z世代の自己紹介ページ「lit.link(リトリン)」とは? 推し活も後押し Z世代の間で急速に広まっている、各SNSアカウントやYouTube、ブログなどのURLを一覧にして公開できるプロフィール作成ツール「lit.link(リットリンク)」(TieUps)。同じ趣味を持つ人とつながるため、「詳しくはリトリン(lit.link)を参照」などと自己紹介に使われる。アナログの「プロフィール帳」が、現代版にアップデートされている。 -
- 第4回
- 2022.07.25
Z世代がハマる「渡韓ごっこ」とは? 3500円で制服着替え放題 多くのZ世代の間で、日本で韓国にいる気分を味わう「渡韓ごっこ」が流行している。その象徴とも呼べる制服レンタルサービスを展開するのが、韓国アイドルのライブ衣装や学校の制服などを輸入・レンタルする「CHOA(チョア)」だ。料金は2時間半3500円からで、時間内は好きな制服に着替え放題。店内が利用者でごった返す日もある。そのヒットの裏側に迫った。 -
- 第3回
- 2022.06.15
Z世代の心くすぐるフルーツオレが好調 カスタマイズで個性表現 クリエーティブなZ世代の心をくすぐる、カスタマイズ重視のフルーツオレ専門店「The Label Fruit(ラベルフルーツ)」が人気だ。写真の“映え”に留まらず、被写体を通して自分の「好き」を表現できる仕掛けや、商品を受け取るまで完全非対面で、「非日常」な購買体験ができる仕組みを採用したことが功を奏した。 -
- 第2回
- 2022.06.07
プラスの「COE365」がZ世代に刺さる エモい・エコの使い道 売り場で思わず目を引く、斬新なデザインが特徴的な異色の文具ブランド「COE365(コエサンロクゴ)」(プラス)に若者の支持が集まっている。パッケージなどの平成レトロなイラストと、環境に配慮した製品であることを打ち出し、発売して以降も取り扱い店舗が拡大。ヒット文具に名乗りを上げている。 -
- 第1回
- 2022.04.21
購入者の6割が20代という異色の“酒” Z世代の心をつかむ戦略とは 購入者の6割以上が20代という異色の“酒”が「ぽんしゅグリア」(FARM8)だ。ドライフルーツなどが入ったカップに日本酒を注ぐと、甘いカクテルができる。Twitterの投稿からその名が知られるようになり、コロナ禍で加速したZ世代特有のプレゼント文化がヒットを決定づけた。プレゼントを通して自分の「目利き力」を友人にアピールしたいZ世代の心をつかんだ。