
- 全8回
「売らない店舗」は売れるのか?
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- 第1回
- 2022.04.04
b8ta、蔦屋、大丸…6つの「売らない店」検証 どこなら成果出る? 販売を目的としないショールーム型店舗、通称「売らない店」が国内でも増えている。直近では大丸松坂屋百貨店や高島屋といった百貨店が相次ぎ参入し、小売りの新たな業態として注目を集めている。出展企業としては売らない店とはいえ、利用料に見合った投資対効果を求めたくなるのが本音だろう。売らない店は果たして“売れる”のか。本特集では主要な6店舗を徹底比較。3つの活用法から、その実力を問う。 -
- 第2回
- 2022.04.04
米b8ta全店閉店の真相 日本法人はどうなる? 北川代表に直撃 国内でも参入相次ぐ「売らない店」。そのパイオニアである米b8ta(ベータ)に異変が起きている。2022年に入り、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による来店者の激減などを理由に全店を閉鎖。これを機に日本法人のベータ・ジャパン(東京・千代田)はライセンスを取得し、米b8taから独立した。米b8taはなぜ失敗したのか。また、国内に勝算はあるのか。ベータ・ジャパン代表取締役の北川卓司氏に直撃した。 -
- 第3回
- 2022.04.06
原宿に22年秋出店「SHOWFIELDS」成功なるか? 米NY店で見た懸念 b8ta(ベータ)と並ぶ米国発のショールーム型店として知られるのが「世界で最も面白いお店」と銘打つ「SHOWFIELDS(ショーフィールズ)」。双日の出資を受け、22年秋に日本上陸を予定する。どんな店なのか。日本では成功するのか。米小売りの現状も踏まえ、ニューヨーク店舗の生の姿をリポートする。 -
- 第4回
- 2022.04.06
b8taで椅子は売れても、ビールは売れない 成否を分けた体験設計 「売らない店」の活用目的の1つはやはり「売る」こと。出展料を支払うからには、費用対効果を求めるのは当然だ。オフィス家具メーカーのイトーキは「b8ta」を活用し、出展前と比べて月間の平均販売数を1.4倍に増やした。一方、出展時期も相まって期待以上の成果を得られずにb8taの継続利用を断念した例もある。 -
- 第5回
- 2022.04.08
売れない生ごみ処理機の逆転物語 蔦屋家電+に展示で売り上げ5倍 ごみ処理施設の開発を手掛ける島産業(香川県観音寺市)は、家庭用生ごみを乾燥して処理する家電製品「パリパリキュー」をショールーム型店舗「蔦屋家電+(プラス)」に19年から継続出展している。これが効果的に作用。出展を機に売り上げが急増し、出展前後で販売台数は5倍超に増えた。 -
- 第6回
- 2022.04.08
高島屋も新宿店で売らない店参入 Z世代開拓の切り札「ギフト」 高島屋は2022年4月下旬、ショールーム型店舗「Meetz STORE」の1号店を新宿高島屋(東京・渋谷)に開き、「売らない店」に参入する。同店にはZ世代の開拓を狙った秘策がある。SNS時代の新たなギフトに対応することで、若者間のカジュアルギフトを加速させる。 -
- 第7回
- 2022.04.11
大丸東京店の売らない店「明日見世」はなぜ4階なのか 2つの理由 J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店が2021年10月にD2Cブランド向けのショールーミングスペース「明日見世(あすみせ)」を開設してから半年余り。婦人服の4階フロアという設置にこだわり、20~30代の来店者が8割を超える。afterコロナにおける百貨店ビジネスの活路も見えつつある。 -
- 第8回
- 2022.04.12
人気D2Cに学ぶ「売らない店」の作り方 3つのポイントで事業設計 女性向けアパレル D2Cブランド「SOÉJU(ソージュ)」を展開するモデラート(東京・渋谷)は、2018年のブランド創設時から「売らない店」を東京・渋谷に展開してきた。オーダーメイドスーツのFABRIC TOKYO(東京・渋谷)は事業拡大に実店舗が欠かせないと判断し、採寸を目的とした店舗の展開に踏み切った。先駆者の取材から導き出した3つのポイントで、売らない店のつくりかたを学ぶ。