D2C時代のパッケージデザイン大変革 第9回

「トイサブ!」(以下、トイサブ)は子供の成長に合わせた知育玩具などを定期的に届ける、知育玩具のサブスクリプション(定額課金)レンタルサービスだ。プランナーがアンケートを基に一人ひとりの好みや成長に合わせて選んだ玩具を毎月、専用の段ボール箱に入れて届けている。

トイサブのパッケージ。子供がトイサブの箱だと視認できることを目的としているデザインだという。部屋にそのまま置いても違和感のないデザインであることも重視している
トイサブのパッケージ。子供がトイサブの箱だと視認できることを目的としているデザインだという。部屋にそのまま置いても違和感のないデザインであることも重視している

 2015年からスタートしたトイサブは、22年3月末現在で利用者が累計1万2000人を突破している。運営しているトラーナ(東京・中野)代表の志田典道氏は、利用者に届く商品のパッケージを「サービスへの扉」と位置付ける。

 最も重視しているのは、知育玩具を使う子供がトイサブであると視認できるデザインであること。「店舗のないビジネスなので、顧客は届くものでしかその世界観を体感できない。届いた箱を見たときにお子さんが『トイサブが来た!』と、ワクワクしてもらえるパッケージにしたいと考えた」(志田氏)

カラフルな玩具が引き立つ配色

 段ボール箱自体を玩具にできるように、迷路のようなイラストをプリントしていた時期もあるが、今は子供が好む動物をモチーフにしたイラストを採用している。よく見るとカートに乗っている動物は、1両目から2両目までに1歳成長しており、4両目のカートにキリンが2頭いる(4歳になったら弟か妹ができているかもしれない、と考えたためだそうだ)。子供向けにしては地味な配色に思えるが、そのほうが開けたときに玩具のカラフルさが引き立つからだという。

段ボール箱が地味な配色のため、玩具のカラフルさが引き立つ
段ボール箱が地味な配色のため、玩具のカラフルさが引き立つ
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