
進化するソニーデザイン
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- 第12回
- 2023.05.09
ソニー流のデザイントレンド分析 製品デザインへどう生かす? 製品の印象を大きく左右するCMF(Color=色、Material=素材、Finish=加工)は、今も昔も重要なデザイン要素だ。そのCMFのトレンドについて、ソニーグループは独自の視点で分析を続け、製品開発に結びつけてきた。こうした取り組みは、ともすれば分析・発信に終始し、実際の製品開発に生かせないこともあるが、なぜソニーグループでは実効性のあるものになっているのだろうか。 -
- 第11回
- 2023.04.03
Branding×Incubation 技術とサービスを伝えるデザインの力 金融からエレクトロニクス、エンタメから半導体まで、ソニーグループにはさまざまな事業がある。新製品、新技術、新事業を開発するうえで、その特長や優位性を顧客にどう伝えるか。UI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)視点で可視化し、「理解して腑(ふ)に落ちる=伝わる」につなげる。それもクリエイティブセンターの腕の見せどころだ。 -
- 第10回
- 2023.01.30
海外での“他流試合”も糧にする ソニーデザインの“懐の深さ” ソニーグループのクリエイティブセンターには、中国、シンガポール、英国、スウェーデンに4つの海外拠点がある。各拠点は現地での情報収集、製品やコミュニケーションデザインなどの業務に加え、美術館とのコラボレーションや先行開発など、独自の活動も積極的に展開している。これらがもたらす幅広い知見が、ソニーデザインの“懐の深さ”につながっている。 -
- 第9回
- 2023.01.06
ソニーのデザイナーの視座から見る未来 デザインリサーチの意味 ソニーグループ クリエイティブセンターの役割の一つに、“未来への視点”がある。クリエイターとしてのアンテナを張り巡らし、変化の兆しを捉え、グループ内に発信することだ。ソニーグループの技術、商品などの「インサイド(社内状況)」と、社会や消費者の動向といった「アウトサイド(外部状況)」──その両方を深く理解したうえで未来の可能性を思索する「DESIGN VISION」について聞いた。 -
- 第8回
- 2022.12.07
ソニーグループ、デザイン力で金融事業のブランディング積極展開 ソニーグループの6つの事業領域の1つ、金融領域でも、クリエイティブセンターの存在感が増している。リブランディングプロジェクトからビジョン・バリューのビジュアライズ、テレビCM、さらにはUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)のデザイン……。それらすべてのデザインの根底に、ソニーらしさの源「創造性」や「技術」「感動」がある。 -
- 第7回
- 2022.10.31
ソニー経営層をデザインでサポート クリエイティブの新たな役割 ソニーグループは、デザインの力の有用性をマネジメント層がよく理解している組織だ。社内外へ正しく伝えるべきことについて、その議論の上流からクリエイティブセンターが参画する。マネジメント層の情報発信をサポートするなど、ブランディングにおけるクリエイティブセンターの貢献度は高い。それがインハウスのデザイン組織ならではの強みでもある。 -
- 第6回
- 2022.10.04
Technology × Design──ソニーデザインのDNAが脈々 ソニーグループの中でも、ライフサイエンス事業はまだ歴史の浅い分野だ。しかし、長年培ったブルーレイディスク関連の技術の経験を活用し、ユーザー中心デザインを実現。「Technology×Design」というソニーデザインのDNAは、ライフサイエンス事業にも脈々と受け継がれている。 -
- 第5回
- 2022.09.07
ソニーパーク2024年完成へ “公園”がブランドをつくる時代 クリエイティブセンターの力はハードウエアの世界だけで発揮されるのではない。そのことを最も象徴するのが「Ginza Sony Park(以下、ソニーパーク)」だろう。街に開かれた“公園”が、ソニーブランドと消費者を結ぶコミュニケーションの場として大いに貢献している。 -
- 第4回
- 2022.08.01
ソニーデザインの挑戦 デザイン組織の貢献をどう測る? クリエイティブセンターの知見を基に発足したソニーデザインコンサルティング(SDC、東京・港)。「DESIGN SHIFT」をスローガンに、社外への事業展開を積極的に進めている。それは知財管理や教育といった領域にも及び、デザイン組織のKPI(重要業績評価指標)標準化にも挑戦している。 -
- 第3回
- 2022.06.28
ソニーがデザインコンサルティングを事業化した狙いとは? ソニーグループのインハウスデザイナーの組織であるクリエイティブセンター。その知見を基にスタートしたソニーデザインコンサルティング(SDC、東京・港)は、社外向けサービスを展開している。「DESIGN SHIFT」をスローガンに、デザインの力で社会を良い方向へ変えていこうという狙いだ。なぜ、このような試みが始まったのか。 -
- 第2回
- 2022.05.31
ソニーのオリジナル紙素材 パッケージにイノベーション ソニーグループの「ハブ」として、重要な役割を果たすクリエイティブセンター。そこから生まれた紙「オリジナルブレンドマテリアル」は、竹、サトウキビ、リサイクルペーパーで作ったサステナブル素材だ。プラスチックを一切使わないパッケージのデザインには、ユーザーの行動変容を促す意図も込められている。開発プロジェクトは、1人のデザイナーの「思い」から始まった。ジャーナリストの川島蓉子氏が、その開発の一部始終を聞いた。 -
- 第1回
- 2022.04.28
クリエイティブセンターは「ソニーをデザインする組織」へ 事業領域を変化させ、今やエレクトロニクスの会社にとどまらないソニーグループ。その中で、インハウスのデザインチームであるクリエイティブセンターの役割も大きく変わってきた。ソニー社内外をつなぐ「クリエイティブハブ」として、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というソニーのパーパス(Purpose)を具現化するため、その活動領域を多様化している。