21年12月17日、総合格闘家の金太郎さんがプロデュースするブランド「BROAD AXE(ブロードアックス)」が、NFTを使った鑑定証明システムを使ったパーカーを66枚限定で販売した。価格は2万9700円(税込み)。鑑定証明システムアプリをスマートフォンに入れ、パーカーとセットになっている「ギャランティーカード」、パーカーのタグに入ったICチップにスマホをかざすと、パーカーが本物であることを証明してくれる。

(22年1月掲載の特集「NFTバブルは本物か」を細分化したものです。)
「BROAD AXE」が、66枚限定で販売したパーカー(価格は2万9700円、税込み)。
「BROAD AXE」が、66枚限定で販売したパーカー(価格は2万9700円、税込み)。

 リアルな物の真贋証明にNFTを活用しようというのがブロックチェーンシステム開発事業のcryptomall japan(東京・港)だ。「偽物が世界経済に与える影響は年間515兆円といわれる。この問題を解決したいと考えて鑑定証明システムを開発した」と語るのはcryptomall japanのプロジェクトマネージャーである石井希氏。ブロックチェーン(NFT)を使ったサプライチェーンも担保した真贋証明として特許を取得した。誰が作り、誰が売り、誰が購入したか、商品の移動経路がすべて一切改ざんできない状態で把握できるのが特徴だ。

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