2022年3月4日発売の「日経トレンディ2022年4月号」では、「ずるい!エクセル【学び直し】」を特集。マイクロソフトが約2年8カ月ぶりにバージョンアップした「エクセル 2021」は、劇的に作業効率と表現力が向上した。新たな関数が追加されたり、同時編集でも迷惑にならない「共同編集」機能が搭載されたり。万人が覚えておくべき便利機能を紹介する。

※日経トレンディ2022年4月号より。詳しくは本誌参照

 2021年10月、マイクロソフトの最新OS「Windows11」と同時に「エクセル 2021」が発売された。前バージョンの「エクセル 2019」からは、約2年8カ月ぶりのバージョンアップとなる。YouTubeチャンネル「ユースフル/スキルの図書館」で、エクセルなどの情報を配信する、ユースフル社長の長内孝平氏は「エクセルは2~3年ごとに定期的にアップデートしてきたが、エクセル 2021は近年で一番の進化だ」と考える。

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 進化した点は多々あるが、万人が覚えておくべき便利機能を紹介したい。20年以降のテレワークの普及で重要性が増し、長内氏も重視するのが「共同編集」機能の強化だ。共同編集とは、以前からあった機能で、同じエクセルのブックを、複数の人がオンライン上で共有し、同時に入力や編集などの作業ができるもの。「共有」ボタンをクリックし、共有したい相手のメールアドレスを打ち込むだけで、ファイルを共有可能だ。共有したファイルは、誰が編集しても即座に変更が反映される。

 共同編集機能を拡充するためにエクセル 2021から加わったのは、トラブル防止のために、変更を即時反映したくないときに使える「シートビュー」機能。この機能を使うと、共有ファイルであっても一時的に自分専用のワークシートが開く。他の人に悪影響を与えずに作業できるようになった。

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