※日経エンタテインメント! 2022年10月号の記事を再構成
日経エンタテインメント!10月号では、プレデビューから1年が経過したタイミングで、SKY-HIにBE:FIRSTのメンバー7人の成長について語ってもらった。前編のSOTA、SHUNTO、MANATOに続き、今回はRYUHEI、JUNON、RYOKI、LEOについて聞いた。
RYUHEIは遊び感覚で成長中
この前もRYUHEIのことで僕、また褒められたんですよね。「よく(才能を)見抜けたね」って。「THE FIRST」をご覧になった方はお分かりでしょうが、ネルシャツを着た幼い中学2年の少年を見たときから、僕は言っていたんです。「めちゃくちゃセクシー」だって。でも、周りはなかなか理解してくれなかった(笑)。だけど、今はもう誰もが認める「セクシーモンスター」だと思います。しかも、18歳くらいになったRYUHEIには、確実にまた次の「化け」が始まる。一緒にいて楽しみしかないです。
本当にかわいいなと思う日も増えました。日に日にしっかりしてくるところと、日に日に子どもっぽくなるところがある。
あと、RYUHEIをユニークだな、素敵だなと思うのがプリプロやレコーディングの時。誰かのレコーディング中、それ以外の人は別の部屋で待つのが普通なんですが、RYUHEIは他の人の時間にニヤニヤしながら遊びに来て、その人に対してディレクションした歌い方を隣りでまねしたりしているんです。たまに「RYUHEI、ごめんね。ちょっと今は黙ってて」みたいなときもあるけど(笑)、そうしているうちに表現力だけでなく、彼の技術の引き出しも日に日に増えてきました。アーティストとして成長したいから見に来るのではなく、遊びに来た感覚で成長しているので、それはすごくうれしいなあという気持ちですね。毎公演存在感を増していくと思うので、皆さんも目を離してはいけませんよ。
JUNONを見つけたことは今も自慢
本当にもう、JUNONのことを考えると毎日ドヤ顔ですよ。だってJUNONは(「THE FIRST」の)2次審査で落ちていたかもしれなかったんですから。僕はそのときに「見つけた!」って思ったし、以降もどんどんカッコよく美しくなっていくし、ダンスにも貪欲に取り組んで大きく伸びたし、毎日楽しそうだし。ついJUNONに甘えちゃうところがありますね…あれ?(甘えちゃうメンバーは)まさかの2人目?(笑)
JUNONがすくすくと成長していくのは本当に楽しい。そういう意味では、ひょっとしたら1番、我が子感があるのかな。自分が見つけたぞ! という気持ちが強いというか。BE:FIRST全員そうなんだけど、特にJUNONとRYUHEIは、書類選考段階では自分と周囲の評価にバラつきがあったこともあって、それがありますね。もちろん愛情の大きさそのものは全員比べようもなく青天井ですが、2人のおかげで、僕は寝る前に「ドヤ!」っていう気持ちで眠りにつけるんです。
先日JUNONに、(BMSG所属の15歳である)RUIやTAIKIらと同じバイブスで遊べるのが素敵だと思うと話したら、「自分が24歳っていうことを忘れちゃうんですよね」と。そんなところもなんだかJUNONっぽくっていいですよね。
RYOKIはメンバーとの接し方も素敵
「THE FIRST」の最終審査で名前を呼ぶかどうか迷ったとき、最終的に「彼にいてほしい」と思ったのは、技術以外の面を評価したからでした。RYOKIのラップは声が立つし、歌もいい。今後のポテンシャルも高い。それこそMANATOとは真逆のタイプのオールラウンダーなので、2人がいればBE:FIRSTとしてできる楽曲の可能性も広がる。ラップの声のアタリや楽曲のパートによっての存在感、英語が話せる…RYOKIの良さは語り尽くせないほどいろいろありますし、アーティストとして自分とタイプが近いので、今後成長していく姿や合いそうな曲やメロディー、歌詞まで浮かぶ数少ない方でしたが、最終的に決め手になった大きな要因の1つに、他の参加者からの評価や人気が高かったことがありました。
今、一緒に活動していて本当に素敵だなと思うのは、RYOKI自身は自分がどうありたいか、何をしたいかという打ち出しや押し出しが強いタイプでありながら、決して人を蹴落とさない。逆に、他のメンバーが褒められることを何よりもうれしそうにするし、他のメンバーに対して「うまい!」「すげえ!」と率先して褒める。しかもそれが嫌みなく本心からできるんです。そうしたRYOKIのメンバーに対しての接し方は、すごくチームを良くしていると思いますね。僕もRYOKIと一緒にいるとうれしい気持ちになるし、メンバーに選んで本当に良かったって思う瞬間は少なくないです。現状にも、そもそも出会えたことにも、心から感謝しています。
LEOがチームにいることの強み
自分が想像していた以上に、グループとして活動していくことって大変で、さらにそれが新人で、下は15歳から7人いて、しかも厄介なことに全員仲が良いんです(笑)。つまり、楽しくふざけ合いすぎることがある。その際に「ちゃんと仕事をしよう」とみんなに言ってくれるのがLEOです。「THE FIRST」の合宿中から、例えばスタッフが片付けをしていると率先して手伝うような面がありました。おそらく彼自身が体育会系の部活に所属し、その後も大人たちと過ごすなか、自然とそういった意識が身についているんでしょう。LEOが規範を作ってくれているように思いますし、規範を作る人が厳しかったり正義感が必要以上に強いと息苦しくなってしまうけれども、LEOの場合、メンバーにツッコミを受けやすい性質もある。だからこそ「みんなLEO君の言うことを聞こう」となりやすいのかなと思うし、それはとても素敵な才能です。
BE:FIRSTにはイジリ禁止を伝えていて、それはとてもいい方向に転んだのですが、そのぶんLEOの愛くるしさも良い方向に輝いていると思っていますし、LEOの特性がさらに重要度を増し、僕もLEOと一緒にチームの良い関係値を作れたと思います。
LEOはいろいろなことをすごく考える人。グループをいい方向に持っていきたい、いい仕事をしたいという認識で考え続けている。そういう人が1人いることがグループにもたらしてるメリットは、LEO本人はおろか、BE:FIRSTのメンバーがLEOに対して思っている以上に大きく、助かっています。
LEOのことを語ると、どうしても人間性の話にスポットが当たってしまいますが…そしてそれは得難いとても素敵な才能ですが、もちろん歌唱やダンスももともとのポテンシャルに加えてさらに貪欲に成長してくれていて、欠かせない存在ですしね!とても当て書きがしやすい存在であることも本当に助かっています。