『日経エンタテインメント!』連載の『新・ももクロ61分3本勝負』は、今年デビュー15周年を迎える、ももいろクローバーZのメンバー同士が対決する人気コラムです。日経エンタテインメント! 特設サイトでは、その“延長戦”を掲載しています。今回、話を聞くのはももクロのリーダー、百田夏菜子さん、そしてももクロの“鋼少女”高城れにさんです。
――現在発売中の日経エンタテインメント! 4月号では、高城さんが欠席したため、百田さんが出演者の中で最年長となった「スタプラアイドルフェスティバル~今宵、シンデレラグループが決まる~」についてお2人に話を聞いています。そこでメンバーが欠席したとき、ももクロの曲をカラオケで歌い慣れている高城さんがいると心強い、というお話も出ていますが、高城さん以外の3人はカラオケではももクロの曲は歌わないんですね。
百田夏菜子(以下、百田) なかなか歌わないと思いますね。ほかのアーティストさんとかでも歌うのかな。れにちゃんが珍しいタイプのような気もします。
高城れに(以下、高城) でもカラオケで歌うと、やっぱりグループってすごいなと思いますね。1人じゃ確実にできないから。
百田 息を吸うタイミングがないもんね。
高城 そうそう。掛け合いのところとかも成立しないから。
――百田さんがカラオケで歌ったことがあるももクロの曲はないんですか。
百田 ありますよ。『走れ!』と『ココ☆ナツ』は無条件に入れられる。
高城 気付いたら入っているよね。
百田 出演した作品の打ち上げとかでも、急にイントロが流れ出す(笑)。誰かが歌ってくれたりするんですけど、やっぱりマイクが回ってきたりするじゃないですか。「ああ、歌うしかないよな」と思って歌ったこととかは何回かありますね。
――自分のパートでマイクが回ってくるわけではない?
百田 自分のパートとかじゃないですね。「歌って歌って」と言われて回ってきたりするので、そのときは歌います。
――1人で1曲を歌い切ったことはあるんですか。
百田 それはないですね。
高城 バラード系は掛け合いとかがないので、うまい、下手は置いておいて、歌いやすいよ。
百田 れにちゃん、ももクロのバラードをカラオケで歌うの?
高城 うん。
百田 まじか(笑)。
高城 『桃色空(ピンクゾラ)』とか。
百田 『桃色空』を歌うの?
高城 うん。
百田 カラオケで?
高城 うん。
百田 人前で? 自分だけで?
高城 人前で。
百田 まじか(笑)。いや何か違うじゃん。ライブと違うじゃん。
高城 ライブと違うし、しかも『桃色空』はももクロのライブに来たことがない人だと知らない場合も多いから「ぽかん」とされるんですよ。それでもめげずに歌います。
百田 それで気持ちいいの?
高城 気持ちいい。
百田 あ、気持ちいいんだ(笑)。
最近、テレビをつけるとメンバーが…
――テレビのゲスト出演が増えていますね。(取材日直前の)2月1日から10日までの10日間で9本に出演しています。
高城 すごいね。
百田 自分自身ではあまり感じていないですけど、そう言っていただくことは増えてきました。やっぱり4人いるので、誰か1人が出ているとグループが出ているように見てもらえるじゃないですか。それがグループのよさだと思います。
高城 テレビをつけるとメンバーが出ていることも増えているよね。
百田 うん。他のメンバーのスケジュールを知らないので、たまたま家でつけた瞬間にメンバーが出ているのを見られたりすると、運命感がある。
高城 分かる。
百田 私は『モニタリング』(TBS系)が本当に大好きなんですけど、よく出ているんですよ。あーちゃん(佐々木彩夏)としーちゃん(玉井詩織)が。
高城 ほぼレギュラーなんじゃないかと。
百田 だから翌日、「すごくない?」って話をよくします。
高城 私もこの間、夏菜ちゃんとしーちゃんが出た『バナナサンド』(TBS系)、家で見ていたんですよ。
――コーラスにつられてハモリの音程を外さないようにするコーナーですね。残念ながらももクロは全敗中。
高城 予告で次週の夏菜子ちゃんがちょっと出たところで、「あー、失敗な」って高城家は大爆笑でした。私も失敗したけど、夏菜子ちゃんよりはましだった自信はある(笑)。
百田 でも、あれも個人じゃなくてももクロ全体だって思われるんだよ。
高城 うわ、やばい。みんなが歌が下手だって思われるのか。
百田 グループっていいね(笑)。

発売日 2023年3月3日(金)
特別定価 840円
表紙 宮舘涼太
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