『日経エンタテインメント!』連載の『新・ももクロ61分3本勝負』は、今年デビュー15周年を迎える、ももいろクローバーZのメンバー同士が対決する人気コラムです。日経エンタテインメント! 特設サイトでは、その“延長戦”を掲載しています。前回の「百田夏菜子・玉井詩織 改めて感じた“ももクロ曲”の難しさ」に続いて、百田夏菜子さん、玉井詩織さんにサプライズゲストとして参加した『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のライブイベント、そして印象に残っている去年の出来事についてお話を聞きました。
――ももクロはアプリゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(以下、デレステ)とのコラボ曲として新曲『Majoram Therapie』を配信しています。本編では「ももクロが通ってこなかった世界線」という衣装について聞いていますが、こちらはデレステと共演したライブの話を。11月に埼玉県・ベルーナドームにて開催された「アイドルマスター シンデレラガールズ」のライブイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Twinkle LIVE Constellation Gradation」に、ももクロがサプライズ出演して、シンデレラガールズと一緒に『Majoram Therapie』『サラバ、愛しき悲しみたちよ』を披露。サプライズゲストって久しぶりじゃないですか。
百田 すごい久しぶりでした。喜んでもらえるかなっていう緊張、すごかったよね。
玉井 しかも新曲だからね。デレステさんはゲームに私たちの楽曲を何曲か入れてくださっているので、『サラバ』は知っててくれているかなと思ったんですけど、新曲に関しては初めての曲で、しかも声優さんとのコラボレーション。振り付けも4人のときとはちょっと違ったので、いろいろな意味で緊張もありました。
百田 だから幕が上がって客席が見えた時、すごく盛り上がってくださっているのが分かったのでうれしかった。
玉井 最初に私たちの名前がばーんと出た時もどよめいている感じが伝わってきてうれしかったよね。すごく反応が良くて。
百田 私たちのステージはいつも4人じゃないですか。この時は『Majoram Therapie』は7人、『サラバ』は14人でコラボレーションをさせていただいたんですけど、ももクロが何度もお世話になったベルーナドームのステージ上の景色が全然違うんです。
玉井 違ったね。やっぱり大人数だからこそできる舞台セットになっているので。
百田 仲間がいっぱいいるみたいな感じだったよね。そういうステージにサプライズゲストとして立っているのもうれしかったです。
差し入れに行った撮影現場でお弁当をもらいました
――本誌2月号では百田さんが玉井さんに、玉井さんが百田さんに期待することを聞いています。延長戦では、改めて2022年を振り返って、玉井さんが百田さんで印象に残っていること、百田さんが玉井さんで印象に残っていることを聞かせてください。ちなみにももクロ全体で印象に残っている出来事というと、やっぱり高城れにさんのお話ですかね。
百田 確かに。
玉井 普段が全然変わっていないので、ふとした時に「れにちゃん結婚しているんだっけ」ってなることがたまにあります。
――では玉井さんにとって百田さん関連の出来事で印象に残っているのは?
玉井 ドラマの現場に遊びに行った時かな。
百田 (百田さん主演のドラマ)『僕の大好きな妻!』の現場に差し入れを持って来てくれたんです。
玉井 本当は前日のお仕事が撮影現場の近くだったから行こうと思っていたんですけど、タイミングが合わなくなっちゃって。だからお休みだった翌日にお邪魔したんです。差し入れを持って。
百田 プリンを持ってきてくれました。
玉井 誰かがドラマの主演をしてその主題歌をももクロが歌う、というのは昔からずっとやりたいねって言ってきたことなんです(『僕の大好きな妻!』の主題歌はももクロの『なんとなく最低な日々』)。他のメンバーが1人でお仕事をしている現場に行くのは初めてだったんですけど、主題歌を歌っているということで少しだけ受け入れてもらえました。
百田 だいぶ受け入れていましたよ(笑)。
玉井 お弁当までいただけて(笑)。主題歌を歌うってすごくいいなと思いました。
――では百田さんが玉井さんで印象に残っていることは?
百田 サッカーのワールドカップかな。
玉井 何もしてないじゃん(笑)。ただ一国民として応援していただけなんですけど。
百田 みんなで応援していたんですけど、玉さんが先頭に立ってくれました。
――え? みんなで見たんですか?
百田 みんなで見ました。
玉井 スペイン戦だけね。
――でも、日本対スペインの中継は、朝4時からですよね。そのために集まったんですか?
玉井 その日がちょうど、午前5時からメイク開始の日だったんですよ。
百田 なのでちょっと早く集まってみんなで見ようとなったんです。むちゃくちゃ盛り上がりました。
玉井 最高だったね。
百田 そして玉さんの応援が激しいことが分かりました(笑)。
玉井 玉井家は、お母さんとお兄ちゃんと私の3人でサッカーを見ることが多いんですけど、全員がパスをもらった選手とかドリブルを始めた選手の名前を呼ぶんですよ。「伊東純也、伊東純也」みたいに。これが玉井家の日常だから(笑)。
百田 スペイン戦の時もすごかった。めっちゃしゃべってくれて、それで余計に楽しくなって。
玉井 実況よりも先に名前を言えるとうれしいんです。スポーツ中継を見ているとついのめり込んで、熱くなっちゃうんですよね。

発売日 2023年1月4日(水)
特別定価 840円
表紙 乃木坂46
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