『日経エンタテインメント!』連載の『新・ももクロ61分3本勝負』は、ももいろクローバーZのメンバーと川上アキラマネージャーによる人気コラムです。日経エンタテインメント! 特設サイトでは、その“延長戦”を掲載しています。今回、登場するのはももクロの若大将、玉井詩織さん。27歳になった玉井さんに今年の抱負を聞きました。
――発売中の日経エンタテインメント! 2022年9月号の連載(「海外ロケに行けるなら行ってみたい国があるんです」)では、ツアーファイナルを迎えたアルバムツアー「ももいろクローバーZ 6th ALBUM TOUR “祝典”」や、『世界ふしぎ発見!』(TBS系)でミステリーハンターに挑戦したお話について聞いています。こちらでは、ぜひお誕生日のお話を。6月と7月に誕生日が集中しているももクロメンバーですが、玉井さんも6月4日で27歳に。
玉井 「27」って数字を見ると、やっぱり結構大人だなと思いました(笑)。26歳とはちょっと違うというか、27歳からはアラサーだと思います。
川上 玉さんがアラサーですか。
玉井 それは認めます(笑)。友達との間でも「ちゃんとアラサーだよね」みたいな会話も増えましたし。でも、ちょっと前から年齢を重ねる楽しさみたいなものも感じていたので、別に嫌じゃないんですよ。
――それはどんなときに感じます?
玉井 やっぱりできることの自由度は広がってきたという感じがします。それだけ責任も出てくると思うけど。自分がやりたい時に、自分のためにお金を使うこともできるし、行動範囲も広がってたし。あと、お仕事的でもそう。若い時に「アイドル」と言われると、できることの制限がすごくあったと思うんです。それが広がってきているなと感じています。(百田)夏菜子がドラマ(『僕の大好きな妻!』)に奥さん役で主演できるのも、私たちが今の年齢になったからだと思うんです。幅広い年齢を演じた『べっぴんさん』とは違いますよね。
――それでは27歳の玉井さんが挑戦したいことは?
川上 (笑いながら)その話、ラジオ(『ももクロくらぶxoxo』ニッポン放送)でも出ていましたよね。玉さんと夏菜子で「毎年、目標を聞かれるけれど、答えるのは難しい」って。
玉井 言ってました(笑)。
川上 でも、必ず聞かれることですからね。ぜひ聞かせてください。
玉井 うーん、なんだろう。やっぱり、いろいろ学びたいです。仕事に役立つこともそうだし、語学もそうだし、自分の引き出しを増やしていきたいなと思います。
――ちなみに川上さんは27歳の頃、何をしていたか覚えていますか?
川上 まったく記憶がないんですよ。20代、30代の記憶がまったくないんです。
玉井 記憶がないって、30代はももクロをやっているよね。
川上 やっているはずなんですが、何も覚えていないんですよ。玉さんたちは何かをがむしゃらにやるという時期を過ぎて、1つひとつをしっかりやっていく時期だと思うので、あとから27歳を振り返って記憶がないということはないと思いますが、自分は何も覚えてない。何をしていたか分からないです(笑)。
日焼けの対処法として飲んだトマトジューズにはまりました
――『世界ふしぎ発見』でミステリーハンターを務めた玉井さんですが、同じTBSの『ラヴィット!』に出演したのも話題になりましたよね(7月1日放送)。おしゃれなバッグの中から海苔(のり)の瓶が出てきたり。
玉井 (笑)。ありがとうございます。
――あの番組は芸人さんと並んで、朝から大喜利的なことをする番組ですけれど、長時間の生放送は大変じゃありませんか?
玉井 楽しかったですよ。何度か出演させてもらって、(金曜日レギュラーの)近藤千尋さんもすごく仲良くしてくださるから、緊張するよりは楽しんでやっています。もちろんまだ余裕は全然ないけれど、ちょっとだけ楽しもうという気持ちが出てきたのも、さっきの話ではないけれど、年齢を重ねてきたからだと思うんです。いろいろな経験をさせてもらいながら、今の年齢になって、ちょっとだけ経験値がたまってきたからかなと。
――最後に本編のプロフィール用に、お2人が最近はまっているものを教えてほしいのですが。
玉井 なんだろう? 食べ物とかでもいいんですか? じゃあ、私はトマトジュース。昔から飲むことは飲んでいたんですが、好きになったのは最近です。もともとは日焼けしちゃった時の対処法を調べていたら「トマトジュースを飲む」って書いてあったんですよ。それで飲み始めたら、おいしくて。美肌的には夜に飲んだ方がいいと聞いたのですが、私は飲みたい時に飲んでます。
川上 俺は「道の駅」ですね。先日、玉さんとロケで佐野(栃木県佐野市)に行った時に道の駅に寄ったんですよ。それが楽しかったので、もう1回行ってきました。
玉井 え~、行ったの? いいなあ。私も佐野にはアウトレットに行ったりラーメンを食べたりしに時々行くんですけど、道の駅、行きたかった。
川上 あそこだけで半日、過ごせました。楽しい道の駅でしたね。栃木県に負けず、(川上さんの出身地である)埼玉県にももうちょっとしっかりやってほしいと思いましたね。