2022年2月4日発売の「日経トレンディ 2022年3月号」では、「得する相続」を特集。ボロボロ、僻地、古くて使いにくい間取り…そんな「難あり実家」の難点が、賃貸に出す際に逆に強みになるかもしれない。家の持つ強い個性を生かすリノベ賃貸、要リフォーム状態の家を「DIY可物件」として貸し出すなど、実家賃貸の裏技を紹介する。

※日経トレンディ2022年3月号の記事の一部を掲載。詳しくは本誌を参照

「東京R不動産」を運営するSPEACが手掛けた、空き家リノベーションの賃貸物件「蔦の家」。壁を覆うツタをあえて「チャームポイント」として残した
「東京R不動産」を運営するSPEACが手掛けた、空き家リノベーションの賃貸物件「蔦の家」。壁を覆うツタをあえて「チャームポイント」として残した

前回(第12回)はこちら

 相続した空き家を賃貸に出したい場合、普通なら「立地が良い」「築年数が比較的新しい」「間取りの使い勝手が良い」など借り手のニーズに合った物件が有利だ。しかし、物件の持つ強い個性や、立地が田舎など不利な面を強みに変えることで、賃貸物件として成功したケースもある。

「日経トレンディ2022年3月号」の購入はこちら(Amazon)

 その一例が、不動産サイト「東京R不動産」などを運営するSPEACがリノベーションを手掛けた賃貸物件「蔦の家」だ。工事の時点で築42年、元はオーナーの親族が暮らしていたが、20年以上空き家になっていた。「当初は窓が開かないほどツタが絡んでいた。このツタをマイナスと捉えるのではなく、チャームポイントとして共存する道を選んだことで、持ち味を継承しつつ確固とした個性のある賃貸物件として再生。外壁の改装費も抑えられた」(SPEACの吉里裕也氏)

 リノベーションを行う際は、どの程度の賃料アップを見込めるか、費用を何年で回収できるか、将来的に持ち主が移り住む予定があるかなど、コストのかけ方はしっかりと検討が必要だ。

リノベ物件=おしゃれのイメージが定着

 近年、若い世代では「中古」に対するマイナス意識が薄れ、デザイン性の高いリノベーション物件=個性的でおしゃれという価値観は、東京R不動産をはじめ、取り扱う不動産サイトの増加とともに定着した。人気は今後も続くとみて間違いないだろう。

この記事は会員限定(無料)です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
1
この記事をいいね!する