2022年2月4日発売の「日経トレンディ 2022年3月号」では、「得する相続」を特集。相続トラブルは、実はお一人様も例外ではない。要注意なのは「相続&墓」「病気やけがによる孤独死」「認知症」の3大リスク。いずれも遺言書が対策の核となるため、紹介する“お一人様専用”テンプレートを参考に備えが必要だ。

※日経トレンディ2022年3月号の記事の一部を掲載。詳しくは本誌を参照

家族がいない、お一人様の「日経太郎」が書くべき遺言書の例。懇意にしていた、いとこである「田中一郎」に全財産を遺贈し、死後の手続きも任せたい場合を想定すると、上の3つだけを書いておけばトラブルを防げる
家族がいない、お一人様の「日経太郎」が書くべき遺言書の例。懇意にしていた、いとこである「田中一郎」に全財産を遺贈し、死後の手続きも任せたい場合を想定すると、上の3つだけを書いておけばトラブルを防げる
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 実はお一人様のトラブルも多い。法定相続人がいない人こそ、いつか訪れる死の前後に備えが必要だ。

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 対策の核となるのはやはり遺言書。お一人様ならではの注意点がある。法定相続人がいない場合、まずは財産を誰に残すか。弁護士の竹内亮氏は、「一般的なのは遠縁の親族に残すケース」と言う。さらに、例えば遺贈する相手がいとこの場合は法定相続人に当たらず、相続の権利を主張できないので、必ず遺言書で指定する。

 法定相続人がいない場合は、葬式やお墓についても主宰者を遺言書で言及する。一般的には相続人が遺言書の内容を執行することになるが、「相続人のいない人は、遺言の執行者も遺言書に明記しておく必要がある」(竹内氏)

お一人様は生前にも特有のリスクが

 事実婚の場合も注意。スタートライン行政書士事務所代表の横倉肇氏は、「特に問題となるのが自宅不動産を相続できないことで、残された相手が別の住まいを探す必要が生じる。遺言書を書いておけば解決する」と言う。

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