
特集5回目で紹介するパナソニックの一押しプロダクトは、ドラム式洗濯乾燥機「NA-LX129A シリーズ」とセパレート型コードレススティック掃除機「MC-NS10K」だ。いずれも暮らしになじむデザインを目指した。
パナソニック くらし事業本部 くらしアプライアンス社 デザインセンター 課長
パナソニック くらし事業本部 くらしアプライアンス社 デザインセンター シニアデザイナー
ドラム式洗濯乾燥機「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129A シリーズ」は2021年11月の発売。液体洗剤や柔軟剤、おしゃれ着洗剤といった「トリプル自動投入」の機能を採用したほか、カラータッチパネル、空気清浄機能「ナノイーX」を搭載したフラッグシップモデルで、開発コンセプトは「空間と習慣になじむ洗濯機」だ。外観からアプリまで一貫したコンセプトで考えた。
「企画や技術、デザインや営業までが1つのチームとなり、パナソニックが築いてきたドラム式洗濯乾燥機の歴史をひもときながら、今後の商品のあるべき姿を議論しながら作り上げた」(パナソニックくらし事業本部くらしアプライアンス社くらしプロダクトイノベーション本部デザインセンターAD1部ランドリー課長の田上雅彦氏)
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空間になじむ洗濯機にするため、外観はインテリアなどに合うように、できるだけ凹凸や継ぎ目などがなく、視覚的ノイズの少ないデザインにした。特に注力した点がドラムの窓を開閉する際のヒンジだ。新規に開発し、正面から見るとヒンジが隠れ、ドラムの窓が丸い円に見える。表面に印字する説明書きも内部に入れ、外観からは見えないようにした。ホワイトのマットに仕上げ、空間に溶け込むイメージにしている。
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