
「日経MJ」から
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- 2023.06.05
世界観への共鳴が鍵 ソニーCP社長が語るキャラビジネスの進化 「スヌーピー」「きかんしゃトーマス」「リサとガスパール」など、多様なIP(知的財産)のライセンスビジネスを手掛けるソニー・クリエイティブプロダクツがコロナ後に向けて新事業を展開する。軸は新たなミュージアムの整備だ。大竹健社長は「大人も満足できるように、キャラクターの魅力を引き出して、ビジネスも成熟させていく」と語る。(聞き手は日経MJ編集長 永井伸雄) -
- 2023.05.16
旅行商品のヒットの芽は「少人数&ニッチ」 ロングテール化進む インバウンド(訪日外国人)向けのガイド付き少人数ツアーが注目を集めている。新型コロナウイルス禍の影響で大人数の行動を控える傾向が強まり、個別のニーズに合った観光を楽しむ旅行者が増えたためだ。政府は2023~25年度の観光立国推進基本計画に初めて1人当たり消費額の目標を盛り込むなど、観光の高付加価値化に向けた動きが進む。 -
- 2023.05.08
Z世代や観光客が熱い視線 「カプセル玩具専門店」急増の理由 カプセル玩具の専門店が東京都内で急増している。中でも渋谷や新宿といった「一等地」に出店するケースが目立つ。新型コロナウイルス禍で閉店した跡地にカプセル玩具の専門店が入れ替わるように入居。自販機が店の一角に設置されていた時から様変わりし、いまや複数のフロアを借り切る店舗型も登場した。一方で店舗間競争も過熱。「映え」スポットを店内に設けるなどして違いを出そうとしている。 -
- 2023.05.02
ソフトバンクが球場を“メタバース化” ARでリアルの回遊も誘発 ソフトバンクがメタバース(仮想空間)を活用したサービスに力を入れている。「福岡PayPayドーム」を2Dのメタバース上に再現し、球場のブルペンなどを体験できる。実際の福岡市内を回るポイントラリーとメタバースを連動させたイベントも実施。各地の自治体との連携事業も検討し、メタバースの普及を後押しする。 -
- 2023.02.27
リアル×ネットで「シン・西友」 楽天と目指すネットスーパー首位 西友が2023年に設立60年を迎え、新たな局面に立つ。主要株主の楽天グループとの協業を深化させる。23年にも自社のアプリ内に独自メディアを立ち上げ、顧客の趣向データを抽出する。24年には社内のシステムを刷新し、楽天の分析基盤との連携を進める。新経営陣のもとで「安さ」の代名詞を継続しながら付加価値の高い自社商品を開発して粗利を稼ぐ体制を進める。リアルとネットを行き来する「シン・西友」の姿を提示する。 -
- 2023.02.15
100周年のタイガー魔法瓶 唯一無二の断熱技術で世界へ宇宙へ 魔法瓶や炊飯器で有名なタイガー魔法瓶(大阪府門真市)が2023年2月3日に創業100周年を迎えた。高機能炊飯器で市場をけん引し、ステンレスボトルでは22年にヒット商品も生まれた。菊池嘉聡社長は「真空断熱と、電気を使った熱コントロール技術を組み合わせて、チャレンジを続けていきたい」と意気込む(聞き手は日経MJ小林宏行)。 -
- 2023.01.20
「安い方が売れる」は間違い 売れるクリエーターになるコツは? 今春も値上げラッシュが続く見込みだが、賃金の上昇は物価上昇に追いついていない。副業が解禁される企業も増えてきた中、新しい年を迎え、何か創作活動を始めてみようと思い立つ人もいるのではないだろうか。どうせなら売れるクリエーター、“売りエーター”を目指したい。さまざまなプラットフォームがある中、それぞれで「売れる」ためのコツとは。 -
- 2022.10.31
無印良品「男女兼用アイテム」が不発 衣料品減収の挽回策は? 生活雑貨店の「無印良品」を展開する良品計画が衣料品のてこ入れを急いでいる。2022年の秋冬物から商品開発に関わるメンバーを刷新したほか、使用する素材や消費者への訴求方法なども見直した。21年春夏から販売している男女兼用をコンセプトとする衣料品が振るわず、足元の業績が悪化するなか、体制の立て直しを図る。 -
- 2022.10.25
「ガチャ」で稼ぐコンビニ キャラくじ強化で「目的買い」に的 買うまで何が入っているのかが分からない「ガチャ」の要素が強い商品とコラボする動きがコンビニで広がっている。ローソンは購入金額などに応じてイベントのチケットが当たるアプリくじを導入。セブン―イレブン・ジャパンはアニメのフィギュアなどがあたるキャラクターくじの取扱店舗数を増やした。客数がコロナ前の水準に戻らないなか、コンビニ各社は「目的買い」の着実な需要をつかもうとしている。