2022年1月4日発売の「日経トレンディ2022年2月号」では、「ほったらかし株&投信」を特集。ネット証券に口座を開いたが、何をしてよいか分からない初心者でも、使い勝手の良さを売りにするスマホ証券を併用すれば、株の世界にいち早くなじむことができる。専用アプリの使い勝手がよいだけではなく、投資信託や米国株も購入できるといった総合力で勝負するところが出てきている。

※日経トレンディ2022年2月号の記事の一部を掲載。詳しくは本誌を参照

株数単位でなく、金額単位で1000円から売買可能。米国銘柄の創業物語を学べるコミックを読めるのはユニーク
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 大手ネット証券に口座を開いたが、何をしてよいか分からない――。たくさんの金融商品が並び、チャートや数値が満載の証券会社のウェブページは、初心者にとっては分かりにくく、とっつきにくい。

 そんな場合、使い勝手の良さを売りにするスマホ証券を併用すれば、株の世界にいち早くなじむことができる。大半が専用アプリをリリースしており、テーマ別に銘柄を分類して好みの銘柄を掘り当てやすくするなど、初心者でも株を売買しやすい工夫がある。

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 ここに来てスマホ証券の中には、大手ネット証券の機能も一部取り込み、使い勝手だけでなく、総合力で勝負するところが出てきている。投資信託の取り扱いを始めるほか、つみたてNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)への対応を進めているのだ。米国個別株の売買を実現したサービスもある。スマホ証券のみでも、一通りの投資が行えるようになってきたわけだ。

 2021年9月に投信の取り扱いを始めたのがPayPay証券だ。国内で初めてスマホ専用証券サービスを開始した旧OneTap BUYが、21年2月に商号変更して誕生したのが同社。取り扱うのは、「Oneグローバルバランス」と「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」。

 2種類のみと本数は大手ネット証券とは比べるまでもないが、「銘柄を選ぶ」「金額を指定する」「買うボタンを押す」といった具合に、3ステップで購入できる。厳選した投信だけを取り扱うことで、初心者が迷わないというハードルの低さもある。

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