
- 全8回
変わる消費 新しい買い方2022
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- 第1回
- 2022.01.04
リベンジ消費は期待薄、22年は“新しい生活消費”への適応必須 新型コロナウイルス禍の収束を見越し、「リベンジ消費」というキーワードが2021年末に注目を集めた。だが調査会社などに取材すると、コロナ禍以前の生活スタイルに戻ることは難しく、リベンジ消費への期待は薄いという。この理由はオミクロン型への不安だけではなく、新しい生活様式(ニューノーマル)が定着したためだ。22年は“ニューノーマル消費”への対応が求められる。 -
- 第2回
- 2022.01.04
セレンディピティー消費生む三井不動産 移動販売で衝動買い誘発 2022年、新しい買い物スタイルの1つとして移動販売が挙げられそうだ。三井不動産グループが東京湾岸エリアを中心に展開する「MIKKE! (ミッケ)」、メガネスーパーのトラックによる眼鏡販売がその好例だ。商品の方が消費者の元へとやって来て生まれる新たな出合いが、衝動買いや高単価の購買を呼び込む。 -
- 第3回
- 2022.01.06
22年、シニア消費はこうなる オートミールと冷食が売れた理由 特集3回目は60歳以上の男女を対象にしたシニア消費について取材した。この世代がコロナ禍で最も変わったのはスマートフォンの活用度合いだ。ワクチン接種でネット予約を迫られるなど、シニアのデジタル化が急激に進んだ。ネットショッピングはもうZ世代だけの市場ではない。シニアの不安な気持ちに寄り添い、背中を後押しすればデジタルシニア市場は開ける。 -
- 第4回
- 2022.01.06
“飼えない理由”を埋める存在 データが示すペットロボの可能性 ペット関連市場規模は右肩上がりだが、飼育願望はあっても住宅事情やアレルギー、高齢などを理由に諦めている人は少なくない。そんなペットを断念する理由は、転じて「だからペットロボットを購入する理由」になり得る。最新テクノロジーを搭載しながら特段何かの役に立つわけでもない。そんなペットロボットの新しい”飼い方”事情に迫る。 -
- 第5回
- 2022.01.11
「高くても社会貢献できるなら買う」 エシカルを楽しむZ世代 子どもの頃から気候変動や海洋汚染などの問題が身近にあったZ世代はエシカル志向が強い。一方で膨大な情報にさらされ、「エシカル疲れ」を感じる若者も少なくない。買い物の体験そのものを楽しみながら、環境や社会に貢献する「ファン・エシカル」を意識した企業の取り組みも広がる。 -
- 第6回
- 2022.01.11
腕時計、ケーキ、生花…… 女性向けプレゼントも自販機で買う時代 腕時計ブランド「タイメックス」を扱うウエニ貿易(東京・台東)は、腕時計やプレゼント専用の自販機を相次いで展開している。渋谷ロフトに設置した際は、目標比1.5倍の売り上げを達成。1万円を超える高額商品を自販機で買ってもらう秘訣は、商品が持つ背景をいかに消費者に届けられるかにあった。 -
- 第7回
- 2022.01.13
「推し活」Z世代の6割が興味、うち53%が「1万円以上使いたい」 Z世代の間で、愛好するアニメキャラクターやアイドル、声優などを、消費を通じて応援する「推し活」が浸透。日経MJがZ世代の16~26歳約5000人に聞いたところ、35.6%が推し活を楽しんでいると回答した。Z世代がこれから消費や社会の担い手になっていくなか、「推し活」経済圏はさらに拡大しそうだ。 -
- 第8回
- 2022.01.13
「アウトレット服まとめ買い」ECが会員10万人突破 SDGsの妙手 洋服の買い方は、実店舗からEC、フリマアプリへと多様化している。そこへ、「オンラインアウトレットモールでまとめ買い」というスタイルが登場し、注目を集めている。コロナ禍の時短営業で売れ残りを抱えたアパレル事業者がデッドストック(滞留在庫)を出品し、買い手は激安価格で新たなブランドとの出合いを楽しむ。そんな新しい買い方に迫る。