
ライバル商品の中で、顧客が最も買いたくなるパッケージデザインはどれかを探る調査特集。今回はセブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンが力を入れているPB(プライベートブランド)商品のうち、人気のハンバーグを取り上げる。どれもおいしそうなハンバーグの写真をメインにしたデザインだが、消費者はそれぞれから異なるイメージを受け取っているようだ。
今やコンビニエンスストアの棚の多くを占めているのが、プライベートブランド(PB)の商品だ。飲料や菓子のほか、開封せず電子レンジで温め可能なスタンディングパウチを採用した、調理済みの総菜のラインアップも充実している。
今回の調査対象は、セブン-イレブン・ジャパンの「金の直火焼ハンバーグ」(A)、ローソン「肉厚! ビーフハンバーグ」(B)、ファミリーマート「じゅわっと肉汁!!! 鉄板焼ハンバーグ」の3商品。各社が販売しているプレミアムハンバーグのパッケージデザインを比較した。
Aは2010年、セブン&アイグループのPB「セブンプレミアム」の最上級ブランド「セブンプレミアム ゴールド」の誕生と同時に発売した。これまでリニューアルを繰り返しながら販売し続けており、同ブランドの看板商品の一つだ。Bは、ローソンのPB「L marche(エル マルシェ)」の商品。ローソンは20年、PBのリブランディングを実施し、エル マルシェが誕生。オフホワイトを基調としたシンプルなパッケージで統一していたが、「肉厚! ビーフハンバーグ」は、そのトーンとは異なる色とデザインで展開している。Cは、ファミリーマートの新PB「ファミマルKITCHEN PREMIUM」の商品だ。同商品は、17年から発売している「鉄板焼ハンバーグ」を、20年に「じゅわっと肉汁!!!」というコピーを打ち出し刷新。さらに21年10月、ファミリーマートのPB全体のリブランディングに合わせて、リニューアルしたという経緯がある。
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