
新型コロナ禍で外出を控え、自宅時間が増えたこの2年余り。自宅で過ごす時間を少しでも快適に、気持ちよくしたいという消費者の思いが強まった。そうした消費者の思いにどう応えるか、どんな情報を伝えるべきか──商品のパッケージデザインが重要になることは言うまでもない。ライバル商品の中で、顧客が最も買いたくなるパッケージデザインはどれかを探る調査特集。今回は、大手メーカーが力を入れている「クラフトビール」を取り上げる。消費者、デザイナー、マーケターの合計500人が選んだデザインは?
新型コロナウイルス感染症拡大により外食、特に酒を伴う飲食が控えられている今、家で過ごす時間を充実させたい、少しぜいたくしてもおいしいものを飲みたいというニーズを捉え、クラフトビール市場が勢いに乗っている。従来は小規模なブルワリーが個性を競い合って発展してきたが、ここ数年は大手ビールメーカーも相次いで商品を投入している。今回はその大手ビールメーカー4社のクラフトビールを調査対象に選んだ。
今回の調査対象は、サッポロビール「サッポロ SORACHI 1984」(A)、キリンビール「スプリングバレー豊潤<496>」(B)、サントリービール「東京クラフト〈ペールエール〉」(C)、アサヒビール「アサヒ オリオン75BEER」(D)の4商品(Dはオリオンビールが製造、アサヒビールが全国で販売)。このうち、Cの「東京クラフト〈ペールエール〉」は2017年、Aの「サッポロ SORACHI 1984」は19年発売だが、Bの「スプリングバレー豊潤<496>」とDの「アサヒ オリオン75BEER」は21年に全国発売されたばかりだ。
調査協力:クリエイティブサーベイ
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