
2021年下半期(7~12月)に日経クロストレンドが公開した記事の中から、第1回は半年間の訪問者数トップ20を、第2回は特集記事の有料会員訪問者数トップ20を、第3回は特集以外の連載、単発記事の有料会員訪問者数トップ20を紹介してきました。今回は、マーケターに絞って注目の記事を紹介します。
日経クロストレンドのコンセプトは「新市場を創る人のデジタル戦略メディア」。読者には経営者や営業職、情報システム部門の方もいらっしゃいますが、最も多いのはやはりマーケティング担当者です。
そこで、2021年7~12月(12月は22日まで)に公開した約1400本の記事から、公開後5日間にマーケティングを担当する有料会員が訪問した数(ユニークユーザー、UU)が多かった記事を分析しました。
1位は、日経トレンディが毎年、年末に発表する、翌年の「ヒット予測ランキング」特集から。「2022年ヒット予測ランキング 1位は『Miles』『ANA Pocket』」となりました。
21年10月に日本でのサービスを開始した「Miles」(マイルズ)、12月にサービスを開始した「ANA Pocket」は、いずれも移動でマイルがたまるサービス。徒歩や自転車、電車など、様々な手段が対象になります。これまで手段であって、明確な価値はなかった移動そのものが、ユーザーにとって「お得」につながるのは大きな変化。コロナ禍はなかなか収束しませんが、ワクチン接種済み証明書の電子化も始まり、今後は移動に注目が集まりそうです。
2位は「発表!マーケター・オブ・ザ・イヤー2021 コロナ禍の変革者5人」。「マーケター・オブ・ザ・イヤー2021」では、商品やマーケティング手法、ビジネスモデルの「新規性」、従来にない市場を作った「市場創出力」、商品やサービスの利用者数、ソーシャルを含めた話題性の広がり、利用頻度や満足度、ライフスタイルや社会への変革力といった「影響力」、実際の商品やサービスの「売れ行き」という4つの評価項目から、21年の革新的マーケター5人を選出しました。結果は記事をご覧ください。
3位は「キリンがTwitter方針を大転換 SNSマーケ『5つの最新トレンド』」。SNSは今や消費者とのつながりを構築するうえで欠かせない手段です。企業がSNSに注ぐ広告費の比重は増えており、各プラットフォーマーも、ユーザーの利用動向に合わせた新しいPR手法を続々と投入しています。
この記事ではSNSを活用する企業への取材から、現在のSNSマーケティングのトレンドとして、「EC連携」「リモート接客/ライブコマース」「短尺動画」「サービス創出」「OMO(オンラインとオフラインの融合)」の5つを挙げて、解説。さらに具体的な事例として、キリンによるLINEを使ったOMOの取り組みを紹介しました。
なお、この記事は、「SNSアプリ マーケ新機能&活用術」という全11回の特集の第1回。他の10回にも、損保ジャパンや、オルビス、オイシックス、ユナイテッドアローズなどの企業の事例が並びます。ぜひ併せてご覧ください。
【2位】発表!マーケター・オブ・ザ・イヤー2021 コロナ禍の変革者5人
【3位】キリンがTwitter方針を大転換 SNSマーケ「5つの最新トレンド」
【4位】2021年ヒット商品ランキング 日経トレンディが選んだベスト30
【5位】「今後伸びるビジネス」ランキング【21年下半期】 全85個を独自調査
【6位】マーケターが選んだ「五輪が無観客になって潤う業界」ランキング
【7位】Z世代は「0.5手間」好き? Instagram保存数で見る新流行
【8位】西武渋谷店、Z世代「なぜ百貨店に行く?」に回答 3つの課題克服
【9位】スタバが従業員の金髪や帽子をOKに やって分かった意外な効果
【10位】Z世代が推す21年下半期トレンドとは 東リベ、海ピク、美 少年…
【11位】「40代おじさん」の妻は幸せか? 夫婦間ギャップに見る危機
【12位】スタバのSNS活用術 新オウンドメディアで「つながり」を深化
【13位】22年ヒット予測1位は「Miles」「ANA Pocket」 移動で稼ぐ時代へ
【14位】クッキー経済圏からID経済圏へ 脱クッキー時代の広告大変革
【15位】岡山発バター専門店の奇抜な販促戦略 プレスリリースに「全集中」
【16位】驚異の継続率90%超 英会話サブスク「やめさせない」5つの秘策
【17位】Z世代の“オンオフ”事情 本は書店、アパレルは中国発ECで買う
【18位】無印良品が「第二創業」で掲げる新戦略 堂前新社長インタビュー
【19位】スタバ「47 JIMOTO フラペチーノ」成功の要因は“ご当地”にしない
【20位】アマゾンの猛攻に耐え抜いた、生き残り企業「3つの共通点」