2021年人気記事ランキング 第3回

2021年下半期(7~12月)に日経クロストレンドで読まれた記事を分析し、トレンドやマーケターの関心事を探る本特集。前回は有料会員の訪問者数が多かった特集記事でしたが、今回は特集以外の連載単発記事からトップ20をピックアップ。

2021年7月1日~12月15日に公開した特集以外の連載・単発記事で、公開5日間の有料会員の訪問数(UU、ユニークユーザー)が多かった記事トップ20。各記事へのリンクは本文中、または記事末尾の一覧を参照
2021年7月1日~12月15日に公開した特集以外の連載・単発記事で、公開5日間の有料会員の訪問数(UU、ユニークユーザー)が多かった記事トップ20。各記事へのリンクは本文中、または記事末尾の一覧を参照
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 前回は、1つのテーマを3~10本程度の記事で掘り下げる「特集」から、日経クロストレンドの有料会員によく読まれた記事のランキングを紹介しました。今回は特集以外の記事。連載や単発記事で、公開5日間の有料会員の訪問数(ユニークユーザー、UU)が多かった記事20本を集めました。

前回(第2回)はこちら

 まず特徴的なのは、「Z世代」という単語がタイトルに入っている記事の強さ。実に20本中、10本を占めています。

 Z世代とは、現在の25歳よりも若い人たちです。幼い頃から、スマホ1つで膨大な情報にアクセスし、SNSなどを通じて見知らぬ他者とも活発にコミュニケーションできる環境にあったデジタルネーティブ、スマホネーティブな世代。他者の価値観を尊重し、自分らしさを重視すると言われています。

 これからの消費をけん引する存在として期待されるZ世代ですが、企業からはその実情はつかみにくいという声もよく聞きます。前述のように他者の価値観を尊重し、自分らしさを重視する世代ですから、趣味嗜好は実に多様。分散して、世代としての傾向が見えにくいのでしょう。

 4位に入った「Z世代は『0.5手間』好き? Instagram保存数で見る新流行」は、Z世代のトレンドをInstagramの保存数から分析した記事。Z世代から支持を集めるSNSメディア「Sucle」を展開するFinT代表の大槻祐依氏は、Z世代には、体験型のアクティビティーなど「ゼロから何かを作ったり、大きな手間がかかったりするものではなく、“ひと手間”よりも小さいちょっとした工程」が楽しめるものが人気として、これを「0.5手間」と呼んでいます。

4位の「Z世代は「0.5手間」好き? Instagram保存数で見る新流行」から。Z世代のトレンドをInstagramの動向から探ったところ、体験型スポットへの関心が高いことが分かった。背景にあるのは「0.5手間」
4位の「Z世代は『0.5手間』好き? Instagram保存数で見る新流行」から。Z世代のトレンドをInstagramの動向から探ったところ、体験型スポットへの関心が高いことが分かった。背景にあるのは「0.5手間」
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 “ひと手間”よりも小さいちょっとした工程という意味では、10位の「Z世代の“オンオフ”事情 本は書店、アパレルは中国発ECで買う」も参考になります。Z世代を研究するZ総研がZ世代を対象に行ったアンケートでは、「新作映画は映画館で見る」「本は書店で買う」といった、リアルを大切にする声が多数上がりました。

10位の「Z世代の“オンオフ”事情 本は書店、アパレルは中国発ECで買う」から。新作映画を見に「映画館に行く」と回答した人は65.8%
10位の「Z世代の“オンオフ”事情 本は書店、アパレルは中国発ECで買う」から。新作映画を見に「映画館に行く」と回答した人は65.8%
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同じく10位の「Z世代の“オンオフ”事情 本は書店、アパレルは中国発ECで買う」から。本は紙で購入すると答えた人はなんと9割
同じく10位の「Z世代の“オンオフ”事情 本は書店、アパレルは中国発ECで買う」から。本は紙で購入すると答えた人はなんと9割
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 定額制の動画配信サービスが普及した今だからこそ、友人を誘って「映画を見に行く」という体験に価値を重視。アプリの通知やSNSに気を取られず、本の世界に入り込みやすい紙の本を選ぶ傾向があるそうです。

 一方で、17位の「調査で判明 Z世代(10代後半)が好む無料動画サービスランキング」を見ると、男女を問わず、YouTubeやTikTok、TVer(ティーバー)などの動画配信、ライブ配信も人気ですから、Z世代はアナログとデジタルを、楽しむ相手やシーンによって使い分けていると言えます。

 なお、こうしたZ世代の記事は、「インサイド」「次のトレンドが見える! Z世代の“生声”」「世代×性別×年収で、切る!」といった枠で取り上げています。日経クロストレンドには、連載枠をフォローすると、更新時にトップページやマイページで確認したり、スマホ向けアプリで通知を受け取ったりできる機能もありますから、ぜひご活用ください。各記事の末尾にある「フォローする」ボタンをクリックするだけです。

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