※日経エンタテインメント! 2021年12月号の記事を再構成

他のSNSサービスと比べても、その拡散力の高さから、さまざまなタレントが活用するTwitter。日本国内でのフォロワーの数を調べると、1位はBTSのジャパンオフィシャルアカウントだった。一方、投稿に対するリアクションの多さを調査すると、20年3位だった松本人志が1位に立った。

 今や情報ツールとして、多くの人に欠かせない存在となりつつあるTwitter(ツイッター)。2008年に日本語対応してから10年以上が経過し、幅広い世代に定着している。ツイッター社の7月22日の発表によると、全世界対象の数字ではあるが、21年4~6月期における利用者は2億人の大台を突破した。米国外の利用者数の伸びが寄与したという。このTwitterを使いこなしている人は誰なのか。日本向けに発信しているアカウントを対象に調査をしてみた。

 まずはフォロワー数から。今回の調査で1位になったのはBTSのジャパンオフィシャルアカウント。ワールドツアーを実施するなど、世界を舞台に活躍する彼らだが、日本でも抜群の人気を誇りフォロワー数は1180万28人とトップに立った。ちなみにメンバー自らが投稿するアカウント「@BTS_twt」のフォロワー数は約4018万人を有し、韓国語および英語で公式情報を発信する「@bts_bighit」はフォロワー約3428万人を抱える。ワールドワイドに人気を獲得する彼らが桁違いのフォロワーを有していることが分かるだろう。

 2位はインターネット衣料品通販ZOZO創業者の前澤友作氏で、その数は1037万4983人。19年1月に、フォロワー100人に100万円を配る「お年玉」企画が話題を集め、以降もお金に関する投稿を繰り返し、日本人アカウントで初の1000万人の大台を突破という快挙を達成した。12月8日から「国際宇宙ステーション」渡航予定を発表しており、その動向にも高い注目が集まっている。

 日本人の芸能人でトップになったのは松本人志で、ファン数は824万9610人を記録した。その次には有吉弘行が758万1066人でランクイン。お笑い界を長年にわたりけん引する2人が、SNSでも高い影響力を持つことを証明した。

 14位に入った指原莉乃は21年、YouTubeにも進出し話題に。動画更新や仕事の最新情報のアナウンスも行いつつ、プライベートで起きた出来事やその瞬間に思ったこともTwitterで報告。芸能界で豊富な人脈を持っている指原のアカウントでは様々なタレントの最新の姿も確認することができる。

 編集部では20年12月号でも同様の調査を行ったが、その時点でのBTSのフォロワー数は859万1083人だった。1年間で約320万人以上も数を伸ばしていることになる。松本も昨年の794万7791人から約30万人以上増加させている。動画全盛時代と叫ばれている昨今だが、テキストベースの投稿を行うTwitterも順調にユーザーを増やしているわけだ。

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