
- 全13回
売れる色 2021~2022
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- 第1回
- 2021.11.29
2022年に「売れる色」予想 黄色系と緑系、「自然で都会的」が鍵 2年にわたるコロナ禍は、色に関する消費行動にも影響を与えている。様々な事例から、2021~22年のカラートレンドを見ていく特集の第1回は、人気が高まっているアウトドア分野。クッション・ピローメーカーのジスクリエーション(名古屋市)では、コロナ禍以降、緑系と黄色系の雑貨やインテリア商品の人気が高まったが、その2色が同社のアウトドア商品でも勢いを見せているようだ。どちらも「自然の中にある色を生活に取り入れる」という発想から生まれた色だ。 -
- 第2回
- 2021.11.29
「ビジネスといえば黒」に変化 新色のヒントはミラノサローネ 財布やバッグといったビジネス革小物で主流のカラーといえば黒。だが、エレコムはビジネス小物の新シリーズ「MINIO」で、これまでなら“捨て色”だったグレートーンのくすみカラーを採用した。ビビットな赤や黄色、濃色を効果的に差し色として使い、テレワークの普及で広がる新しい暮らしと働き方を見据えて展開する。くすみカラー採用のきっかけは、国際家具見本市「ミラノサローネ」でのカラートレンドだった。 -
- 第3回
- 2021.12.01
焼きりんご色、こなゆき色って何? 三菱のペンが完売続出のワケ 三菱鉛筆はゲルインクボールペン「uni-ball one(ユニボール ワン)」の新色を次々と開発し、数量限定で発売している。新色は3~4色のセット売りで、店頭に並ぶと瞬く間に売れていくという。人気の理由は、色を情緒的に想起させ、中高生が“ときめく”ネーミングで共感を得る、今までにないボールペンの売り方にあった。 -
- 第4回
- 2021.12.01
2021~22年のトレンド色は「メビウス」 BASFの自動車カラー予測 ドイツの化学メーカーBASFが発表した2021~22年版の自動車カラートレンド予測で、日本を含むアジア太平洋地域のキーカラーは「MOBIUS(メビウス)」。「ライトブルーと暖かみのあるブラウンの要素を併せ持つ」「見る角度によって変化する」という奥の深い色だ。この色には、コロナ禍を経験した世界の変化が表現されているという。 -
- 第5回
- 2021.12.03
レトロな石油ストーブ、色を変えたら完売続出 たぬきも橙色に 昨今盛り上がりを見せるアウトドアブームが火をつけたのか、石油ストーブが売れている。中でも、昔ながらの対流形ストーブの売れ行きは右肩上がりで、メーカーのオンラインストアでも完売状態が続いている。必需品から嗜好品に変わりつつある石油ストーブのカラーリングについて、既存モデルの色を変えてヒットを生み出す2社に聞いた。 -
- 第6回
- 2021.12.03
売れないグリーンがなぜ売れる 文具やスマホはパステル色で訴求 一般社団法人日本流行色協会(JAFCA、東京・千代田)に、2021年の色の傾向と22年の動向について聞いた。同協会でカラートレンドを分析する小木曽珠希氏は、レディスアパレルで目立ってきたグリーン系に注目するほか、文具や家電などにパステル調の色合いが増えている状況を分析。コロナ禍が明け、前向きな気持ちを後押しするきれいな色が増えてくると見ている。 -
- 第7回
- 2022.01.04
むしろ新鮮? マスクも電気圧力鍋も「くすみ色」の人気が継続 マスクがすっかり生活の必需品となる中、アイリスオーヤマ(仙台市)のカラーマスクが人気だ。おしゃれと安心を両立できる「DAILY FIT MASK」と「美フィットマスク」の両シリーズで白以外に10色ものバリエーションを出しており、女性がメークしても違和感がない色が支持されている。 -
- 第8回
- 2022.01.05
計画比250%のコクヨ「ワークポッド」に黄色や緑の新モデル登場 オフィス内に1人用のワークスペースを確保できるコクヨの「ワークポッド フレックス」。コロナ禍で急速に普及したオンラインミーティング需要を見据えて、多様化するオフィスのインテリアと調和する10色のカラーバリエーションを展開している。 -
- 第9回
- 2022.01.06
オフィスの「色」が変化 木を生かすオフィス家具が売上高3割増 オフィス家具の「色」が変わり始めている。スチール製の椅子や机が主流だったが、木目柄に印刷した面材や天然の木材を生かした製品が数多く登場しているからだ。事務作業に没頭するオフィス空間のイメージは少なくなり、最近は社員同士が議論しながら創造性を発揮する場としての空間が求められている。この傾向はコロナ禍以前からあったが、コロナ禍以降はフリーアドレスなどが増え、仕事のやり方が大きく変わっている。 -
- 第10回
- 2022.01.07
6億通りのカラバリが選べるG-SHOCK 22年は“鳳凰色”がヒット? 時計の6つのパーツのカラーを選ぶことで、約190万通りの組み合わせの中から世界に1つしかない自分だけの「G-SHOCK」をつくれるサービス「MY G-SHOCK」。これまでのG-SHOCKにはない中間色をラインアップしたのは、コロナ禍を意識したものだという。 -
- 第11回
- 2022.01.11
“インク沼”ユーザーに人気 呉竹「からっぽペン」が30万本突破 墨、書道用具、文具メーカーの呉竹(奈良市)が販売する「からっぽペン」が、累計販売本数30万本を突破した。背景にあるのは、近年の文具人気の理由の1つとなった「インク沼」ブームだ。買ったのに消費していないインクを使って独自のペンを作れるうえに、ペンを作る際にインクを混ぜて好きな色をつくれる楽しみもある。 -
- 第12回
- 2022.01.12
ぺんてる限定発売 黒インクだけで6色、黒を楽しむボールペン ぺんてる(東京・中央)は2021年10月13日、ゲルインク「ENERGEL(エナージェル)」の発売20周年を記念して、インクもデザインも黒にこだわった「エナージェル ブラックカラーズコレクション」を数量限定で発売した。SNSでは「ぜひ定番にしてほしい」という声が多く届いているという。 -
- 第13回
- 2022.01.14
1億本以上を売った「ドクターグリップ」 定番復活をかけた30色 国内販売本数が累計1億本を超える「疲れにくい」筆記具、「ドクターグリップ」。1991年の発売から30周年を迎えた2021年に、30色もの記念モデルをリリース。ロングセラーの宿命か、主力から徐々に退いた定番モデルが、豊富なカラーで勝負に出た。