売れる色 2021~2022 第2回

財布やバッグといったビジネス革小物で主流のカラーといえば黒。だが、エレコムはビジネス小物の新シリーズ「MINIO」で、これまでなら“捨て色”だったグレートーンのくすみカラーを採用した。ビビッドな赤や黄色、濃色を効果的に差し色として使い、テレワークの普及で広がる新しい暮らしと働き方を見据えて展開する。くすみカラー採用のきっかけは、国際家具見本市「ミラノサローネ」でのカラートレンドだった。

「MINIO」シリーズ第1弾の名刺入れ。差し色をアクセントに、「うすく かるく スマートに」を体現。その後、iPhoneケース、パスケース、PCスタンドのビジネスアクセサリーシリーズを展開した
「MINIO」シリーズ第1弾の名刺入れ。差し色をアクセントに、「うすく かるく スマートに」を体現。その後、iPhoneケース、パスケース、PCスタンドのビジネスアクセサリーシリーズを展開した
本革と比較して薄くて軽いとされるヴィーガンレザーを使用。名刺入れは未収納時3.5ミリメートルの薄さを実現した
本革と比較して薄くて軽いとされるヴィーガンレザーを使用。名刺入れは未収納時3.5ミリメートルの薄さを実現した
後発のワークツール6種類のシリーズ。自立するガジェットボックスやバックパック、コンパクトなリストレスト、折り畳みマウスパッド、多機能デスクマット、折り畳みPCスタンドがある
後発のワークツール6種類のシリーズ。自立するガジェットボックスやバックパック、コンパクトなリストレスト、折り畳みマウスパッド、多機能デスクマット、折り畳みPCスタンドがある

 エレコムのMINIOシリーズは薄型でシンプルな名刺入れ「MINIO」の発売(2020年4月)以来、着実に充実してきた。ビジネス革小物のシリーズとして21年5月までにiPhoneケース、パスケース、PCスタンドを続けて発売。21年9月にはコロナ禍で多様化する働き方に着目して開発した、ノートPCを入れて運べるバックパックやマウスパッド、リストレストなどのワークツール6種類を発売している。

前回(第1回)はこちら

 「MINIO」シリーズの特徴は、グレーを基調としたくすんだ色味を前面に押し出した配色。裏地にはっきりとした色を組み合わせてバイカラーにすることでアクセントを付けている。「うすく かるく スマートに」をコンセプトに、ジェンダーレスで若者もファッション感覚で使いやすいデザインだ。

 MINIOシリーズを立ち上げた商品開発部デザイン課のデザイナー鹿野峻氏によれば、メインターゲットは20代後半から30代半ば。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大によって急速に働き方が変化することで出現した市場のニーズを見越して、年齢層を問わずテレワークの導入で新たなツールを必要とするビジネスパーソンを幅広く視野に入れる。

 21年10月末時点で、直近1年のシリーズ累計販売数は2万8000点に達し、売り上げを順調に伸ばしているという。20年に発売した名刺入れは、狙い通りビビッドな差し色とグレーの組み合わせや、ジェンダーフリーな色味で人気が出た。在庫がなくなり販売を終了した商品も出ている。

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