売れる色 2021~2022 第1回

2年にわたるコロナ禍は、色に関する消費行動にも影響を与えている。様々な事例から、2021~22年のカラートレンドを見ていく特集の第1回は、人気が高まっているアウトドア分野。クッション・ピローメーカーのジスクリエーション(名古屋市)では、コロナ禍以降、緑系と黄色系の雑貨やインテリア商品の人気が高まったが、その2色が同社のアウトドア商品でも勢いを見せているようだ。どちらも「自然の中にある色を生活に取り入れる」という発想から生まれた色だ。

車中泊のためのブランケット「魔法瓶ブランケットLUGH(ルー)」は、アウトドア用品の色の流行を取り入れて開発した
車中泊のためのブランケット「魔法瓶ブランケットLUGH(ルー)」は、アウトドア用品の色の流行を取り入れて開発した
SとLサイズの2サイズ展開で、Sが6600円、Lが1万3200円(税込み、以下同)。左は「夕日に染まって輝く湖畔」をイメージしたタンジェリン、右は「澄みわたった夜空」をイメージしたスペースブルー
SとLサイズの2サイズ展開で、Sが6600円、Lが1万3200円(税込み、以下同)。左は「夕日に染まって輝く湖畔」をイメージしたタンジェリン、右は「澄みわたった夜空」をイメージしたスペースブルー

 新型コロナウイルス感染症の拡大以降、3密を避ける傾向が強まり、キャンプなどアウトドアの人気が高まっているが、クッション・ピローメーカーのジスクリエーション(名古屋市)は、コロナ禍でアウトドア用品の色選びにも変化が生じたと考えている。身近な自然に溶け込みながら都会的な感覚もある──そんな色調を好む傾向が強まっていることだ。

 この傾向を踏まえて開発したのが、「魔法瓶ブランケットLUGH(以下、魔法瓶ブランケット)」だ。2020年11月に「マクアケ」で先行販売したところ、わずか1週間で予定販売数が完売。その反省を踏まえ、21年に生産体制を整えて第2弾を発売すると、第2弾だけで3000万円を売り上げるヒット商品に成長した。

 魔法瓶ブランケットは『熱をつくり・熱をためる』という魔法瓶の構造から着想を得ていて、「マイクロシープボア」「吸湿発熱シート」「ポリエステルシートわた」「アルミコーティングシート」「撥水加工アウターシェル」の5層構造が特徴。「車中泊のためのブランケット」として開発したが、普通のブランケットと同様に室内でも使用できる。

魔法瓶のように「熱伝導」「熱放射」を防ぐ「マイクロシープボア」「吸湿発熱シート」「ポリエステルシート綿」「アルミコーティングシート」「撥水加工アウターシェル」の5層構造になっている
魔法瓶のように「熱伝導」「熱放射」を防ぐ「マイクロシープボア」「吸湿発熱シート」「ポリエステルシート綿」「アルミコーティングシート」「撥水加工アウターシェル」の5層構造になっている

 20年発売の第1弾と21年発売の第2弾は、カラーと商品の一部仕様(Lサイズのブランケット収納バッグの開口部の大きさ)が異なる。それぞれ2色展開で、第1弾はフォギーブラックとピスタチオ、第2弾はスペースブルーとタンジェリンだ。第1弾の色は現在在庫のみの販売で、なくなり次第終了となる。

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