年末の総力特集「未来の市場をつくる100社」は今年で4回目を迎えました。新たな切り口も加え、どんなスタートアップがノミネートされるのか、未来の“原石”の数々をお楽しみください。そして同じく年末恒例の「クロトレ感謝祭2022」、今年もやります! リアルとオンラインのハイブリッド開催、編集部一同、心よりお待ちしております。
【12月の特集】
今年で4回目となる年末の総力特集、「未来の市場をつくる100社」を2週にわたってお届けします。
NRI(野村総合研究所)が発表した調査結果によると、「コロナ禍以前の生活状態に完全に戻る」と考える人は僅か24%。その理由として、「今の生活様式に慣れてしまったから」という人が約50%に達しました。ニューノーマル(新常態)の生活様式が根付いてきていることを示唆しています。
コロナ前の2019年に紹介した、第1回の100社特集。今とは全く違う視点で選んだ100社が並んでいたのかと思いきや、実は方向性はほぼ変わっていません。VR、ARベンチャーのティフォン(東京・千代田)、ウエアラブルヘルスケアのミツフジ(京都府精華町)など、デジタルでイノベーションを極めようとするベンチャーが当時も中心でした。変わった点と言えば、コロナによってDXという時計の針が、当初の想定の数倍の速さで一気に進んだ、ということでしょう。
今年はこれまでのジャンルを刷新、新たにコマースやWe3領域を加えたほか、コロナ禍からの回復期待が大きい旅行・インバウンドも含めて全11ジャンルでスタートアップの選定を強化しました。停滞する日本経済の起爆剤になり得る“原石”の数々を、ぜひご覧ください。
YouTubeがテレビを逆転、マーケティングでどう対応する?
月刊誌「日経トレンディ」12月号の「ヒット商品ベスト30」は、その年のヒット商品やサービスをランキングで紹介する、毎年恒例の特集です。今年の22位に入ったのが、「チューナーレステレビ」。テレビなのに放送番組が見られない“テレビ”が、異例の売れ行きを見せました。「大画面は欲しいが、テレビ番組はいらない」、こんな層が増えてきたことによる、世相を反映したヒット商品と言えます。
調査会社のクロス・マーケティングが全国13~34歳の男女1000人を対象に実施した「YouTubeの利用実態に関する調査」でも、このヒットを裏付ける結果が出ました。「10代・20代のYouTubeの視聴時間はテレビよりも長い」。動画の主役が交代しつつあることを如実に示しています。
企業はこの交代劇にどう対応すればいいのか。特集「YouTubeマーケ最新マニュアル」でご紹介していきたいと思います。
12月第1週(5日~)
未来の市場をつくる100社 2023年版
新しい市場をつくり、日本経済の成長に大きな貢献をするであろう気鋭のスタートアップ100社を選出。昨年は「マーケDX」「サステナ」「Z世代」「リテールテック」「モビリティー」「フードテック」など注目の10ジャンルから企業を選んだ。今年はこれまでのジャンルを刷新、新たにコマースやWe3領域を加えたほか、コロナ禍からの回復期待が大きい旅行・インバウンドも含めて全11ジャンルでスタートアップの選定を強化。2023年を勝ち抜き、ポストコロナを切り開く挑戦者を追う。
12月第2週(12日~)
アマゾン新技術に見るマーケ最前線
11月、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の「re:Invent 2022」が開催。リテールのDXや最新のサービストレンドを知る重要なイベントとなる。AWSの新サービスがマーケティングにどのようなメリットをもたらすのか、解説する。
12月第3週(19日~)
YouTubeマーケ最新マニュアル
マーケティングプラットフォームとしても重要性が高まるYouTubeは、動画サービスと広告の両面でさまざまな機能や商品が追加されている。近年では短尺動画の利用が大きく伸びているのがその象徴。さらにデバイスも多様化が進む。テレビのネット接続率は4割を超え、コネクテッドテレビも日本で普及しつつある。今後は、デバイスごとのクリエイティブの出し分けなども考慮する必要があるだろう。本特集では「チャンネル」と「広告」で活用法を分け、先進事例や支援会社への取材を通じて、最新の活用法をお伝えする。
12月第3週(22日~)
続・マーケターのための統計入門
マーケティング調査で収集したデータの根拠に対する理解と、分析手法の基礎となる統計について超初心者向けに解説。前回の特集では標準偏差や正規分布、p値、統計的検定手法について学んだ。続編では、主にデータから「因果関係」を把握することを目標とする。主なテーマは「回帰分析」「分散分析」「因子分析」「コンジョイント分析」。
12月第4週(26日~)
日本を元気にしたキャッチコピー&CM 2022
企業のCMやキャッチコピーは時にただの宣伝には終わらない。社会へのメッセージとして、人々の気持ちを変えたり、問題意識を喚起したりする。2022年の1年間に人々にインパクトを与えたキャッチコピーをピックアップ。そのコピーが生まれたストーリーを取材し、そこに隠されたマーケティング意図や、購買意欲が湧きにくい時代に人々の心をつかんだ理由を探る。
【12月のイベント】
年末特別企画「クロトレ感謝祭2022」、今年はリアルとオンラインのハイブリッドで開催します!
日経クロストレンドが毎年発表している恒例の「マーケター・オブ・ザ・イヤー」の審査員を務めていただいている、クー・マーケティング・カンパニー代表の音部大輔氏とプリファード・ネットワークス執行役員CMO(最高マーケティング責任者)の富永朋信氏が登壇。さらに、受賞者の方にもご参加いただき、今年のヒット商品やトレンドなどを振り返りたいと考えております。
編集部員も総出でお出迎えさせていただく予定でして、皆さまとワイワイ語れればと思います。リアル参加の方には、ちょっとしたお土産もご用意しております。ゲストとのコミュニケーションのお時間もご用意したいと考えております。
編集部としても読者の皆さまと直接コミュニケーションが取れる機会はとても貴重と考えています。ぜひご参加いただき、クロトレへのご意見・ご要望をいただけますとうれしいです。ご応募、お待ちしております!
【開催概要】
名称:日経クロストレンド・年末特別企画「クロトレ感謝祭2022」
日時:2022年12月14日(水)19時~20時30分
会場:リアル(東京・秋葉原)とオンライン(Zoom)によるハイブリッド開催
料金:日経クロストレンドの有料会員およびセミナー・プラス会員は無料(追加料金なし)で受講いただけます。
※有料会員以外は5000円(税込み)
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