
2021年11月4日発売の「日経トレンディ 2021年12月号」では、日経クロストレンドと11月3日に発表した「2021年ヒット商品ベスト30」を特集。28位に「テレワークスーツ」が入った。柔らかい素材が使われ、家でくつろぎながら仕事ができる。一方、ビデオ会議ではスーツのように見えるため、オン・オフ兼用の仕事着として人気に火がついた。AOKIの「パジャマスーツ」が3万5000着超を売り切るなど、苦境の紳士服業界の救世主となった。
※日経トレンディ2021年12月号の記事を再構成
【28位】テレワークスーツ
テレワークの普及により、家でも仕事着をまといたいが、スーツは着たくないというニーズが生まれた。これを捉えたのが、AOKIが2020年11月に発売した「パジャマスーツ」だ。通常のスーツの3倍以上の売れ行きを示し快走。新型コロナウイルス感染症による逆風下で3万5000着超を売り切った。
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パジャマスーツは、襟が無いカーディガンのようなデザインと上下セットで1万円程度というコスパの良さが特徴だ。柔らかな素材が使われており、家の中でくつろぎながら仕事ができる。一方で、ビデオ会議で映し出される姿は“スーツ見え”するため、テレワーク中にオン・オフ兼用の仕事着として使える。
■パジャマスーツ(AOKI)
■累計販売着数(ジャケット換算)
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