
2021年11月4日発売の「日経トレンディ 2021年12月号」では、日経クロストレンドと11月3日に発表した「2021年ヒット商品ベスト30」を特集。22位に「BASE FOOD」がランク入りした。1食で1日に必要な栄養素の3分の1を満たせる完全栄養食が、21年8月に累計1000万食を突破した。甘系味の投入で間食として食べられるようになり、おやつと健康配慮のいいとこどりで消費者の利用機会が増えた。
※日経トレンディ2021年12月号の記事を再構成
【22位】BASE FOOD
これだけ食べていれば栄養は十分。そんな手軽な完全栄養食「BASE FOOD」(ベースフード)が、2021年8月に累計1000万食を突破した。
1食で1日に必要な栄養素の3分の1を満たせるのが特徴で、健康を気にする消費者にはありがたい。ただ主力のパンタイプ「BASE BREAD」は19年3月にネット通販を開始していたが、ヒットと呼べるほどではなかった。
今回のヒットのきっかけは、丸パン風の「プレーン」しかなかった味を増やしたことだ。20年5月に「チョコレート」、同年11月に「メープル」「シナモン」と甘い味を追加。健康意識が特別に高いわけではない大半の消費者の心理的ハードルが下がり、「手を伸ばしやすくなった」(ベースフードCMOの齋藤竜太氏)
■BASE BREAD
■味を立て続けに増やし、人気は急上昇
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