
2021年11月4日発売の「日経トレンディ 2021年12月号」では、日経クロストレンドと11月3日に発表した「2021年ヒット商品ベスト30」を特集。18位に「ケイト リップモンスター」が入った。逆風のコスメ業界で怪物級のヒットを飛ばし、約4カ月で累計出荷数100万本を突破した。リップの色名に「欲望の塊」「ラスボス」など、SNSで話題にしたくなるネーミングを採用。色が落ちにくい機能面の高さもあいまって、10~20代をより多く獲得した。
※日経トレンディ2021年12月号の記事を再構成
【18位】ケイト リップモンスター
コロナ禍で需要が落ち込んでいた口紅の分野で、突如怪物級のヒットが生まれた。2021年5月に発売された、「ケイト リップモンスター」(カネボウ化粧品)だ。4月の店頭入荷から、僅か4カ月で累計100万本を出荷。5月末には品薄になる店舗も続出し、今なお入手困難が続く。
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最大の特徴は、リップの色名を「欲望の塊」や「ラスボス」など、「どんな色?」と想像力をかき立て、SNSで話題にしたくなるようなネーミングにしたことだ。機能面では色が落ちにくいことを推し、口紅市場が不況の中、あえて勝負に出た。
■ケイト リップモンスター(カネボウ化粧品)
■リップの上位6位まで独占
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