2021年ヒット商品ベスト30 第19回

2021年11月4日発売の「日経トレンディ 2021年12月号」では、日経クロストレンドと11月3日に発表した「2021年ヒット商品ベスト30」を特集。16位にランクインしたのが「くちばし型マスク」だ。着けると鳥のくちばしのように見える立体形状が特徴。機能性とファッション性を兼ね備えることで男女問わず支持を広げ、マスクの新カテゴリーを創出した。

※日経トレンディ2021年12月号の記事を再構成

「くちばし型マスク」がトップ30入り
「くちばし型マスク」がトップ30入り

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【16位】くちばし型マスク

 生活に定着したマスク。2021年、そこに快適性とファッション性を兼ね備えた新たなカテゴリーが生まれた。それが、「くちばし型マスク」だ。着けると鳥のくちばしのように見える立体形状が特徴で、もともとは韓国で人気があったタイプだ。

 日本でも製品が増えるにつれて、息がしやすい、しゃべりやすい、化粧が付きにくいといった機能面と、顔のラインがすっきりする、小顔に見えるといったファッション性が評判を呼び、利用が一気に拡大した。

■KUCHIRAKU MASK(医食同源ドットコム)
発売5カ月で4000万枚出荷
発売5カ月で4000万枚出荷
2021年ヒット商品ベスト30
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 医食同源ドットコムが21年5月に発売した「KUCHIRAKU MASK」は、5カ月で4000万枚を出荷。同社の市場シェアが大きく伸びる一因となった。「男性の利用者も増えていて、グレーが人気。しゃべりやすいので、接客業や営業職の人にも好まれている」(同社)

■メーカーシェアの伸びにも寄与
■メーカーシェアの伸びにも寄与
注)スーパーなどにおけるマスクの主要メーカー別の販売金額シェア(日経POS)
ファッション性にあまり重きを置かない男性からも、着け心地やしゃべりやすさで支持を獲得した
ファッション性にあまり重きを置かない男性からも、着け心地やしゃべりやすさで支持を獲得した

 コロナ対策では不織布マスクが望ましいとの理解が広まり、その中で使い勝手がいい製品として価値が高まったのも大きい。

様々なメーカーが参入し、人気が拡大

 同形状では、サムライワークスの「ヴィクトリアンマスク」(20年12月発売)も累計1500万枚を販売。ポップベリーの「クリーンイエス KF-ADマスク」(21年3月発売)も月10万枚ペースで売れるなど、大小様々な企業が拡販。利用者もメーカーも裾野の広いヒット商品となった。

ヴィクトリアンマスク(左)、クリーンイエス KF-ADマスク(右)
ヴィクトリアンマスク(左)、クリーンイエス KF-ADマスク(右)
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